第23話 学校のある月曜日は憂鬱です

カクヨムのラブコメの順位が475位になりました。

引き続き頑張っていきますのでお願いします。

明日は5話と6話の書き直しを行うので投稿はしません。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


眠りから目を覚ます。

珍しく、体がだるい。

「学校か〜」

目は覚めているが体が起きない。

ここまで学校に行きたくないと思ってたことはない。

中学でも行きたくないと思ったことはある。

けどあの時はまだ、楽だった。

そこら辺までは掘り下げると僕の心が持たないから黙っておくが、まー色々あった。

しばらく横になっていると……

「ゆうくん〜まだ寝てるの?早く起きてきなさい」

お母さんの声が聞こえる。

どうやら、時間が来てしまったらしい。


……本当に憂鬱だ


しかし、学校を休むことはできない。

体を起こすのはだるいが、仕方なく起き上がり、階段を降りた。

「おはよう…お母さん」

「おはよう、ゆうくん…今日は遅かったね」

「いや〜ちょっとね」

僕はそのまま椅子に座り、用意された朝ごはんを食べる。

「あれ?藍は?」

「藍ちゃんなら、朝から学校に行って勉強だって」

「あ〜そういえば、受験生だったな」

僕はもくもくと朝ごはんを食べる。

「ごちそうさま」

そのまま、歯を磨き、制服に着替えて、学校に向かった。

「行ってきます」

「行ってらっしゃい」

久しぶりの通学路、本来なら……いや、なんでもない。

ため息をつきながら、通学路を歩く。

「どうしてこんなにも学校に行くことにここまで躊躇することになろうとは」

そんなことを考えていると気づけば学校に着いていいた。


……考え事をしているとやはり学校に着くのが早いな。


そのまま教室に向かう。

教室に入ると最初に源くんと蓮くんが目についた。

「お!おはよう!祐樹!」

「おはよう、祐樹くん」

「おはよう」


……やはり、落ち着くな〜


しばらくするとチャイムがなる。

チャイムがなると同時に小林先生が現れる。

「よ〜みんな、休日は楽しめたか?まーお前らの休日になんて興味はないが、今日の授業後、大事な話があるから、少しだけ時間をもらうぞ。じゃあ、次の授業の用意をしろ」

そう言って小林先生は教室を出ていった。

そして授業が始まる。

1時間目、2時間目と授業が進んでいく。

その間は冷夏や雫、そして例の女の子も僕に話しかけることはなかった。

そのまま時間は進み、お昼の時間になる。

「祐樹〜お昼食べようぜ」

「いいよ」

「早く、いくぞ」

いつも通り、3人で屋上に向かおうとすると後ろから走る音が聞こえる。

「お〜い、祐樹〜!」

そのまま僕の背中に抱きつく。

声を聞くだけでわかる。


「…し…ずく…」

「どうしたのですか?我が盟友よ」

「離れろ」

そういうと、素直に離れる。

「おい、祐樹…お前、いつから彼女が…」

「いや、違うって」

「まー祐樹くんなら、いつかできると…」

「だから、違うって!」

「どうしたのですか?祐樹?」

「お前のせいだ!」


……最悪のタイミングで現れやがった


まさか、ここで雫が出てくるなんて。

「祐樹〜私も一緒にご飯食べてもいいですか?」

「え〜」

僕は嫌の顔をする。

「いいじゃん!みんな食べた方が楽しいし」

「そうだよ、祐樹くん」

二人に言われると嫌だって言いにくいな〜

「やったー!」

雫はジャンプして喜ぶ。

「いや、待て、僕はまだ……」

「それじゃあ、行こっか、雫ちゃん」

「はい!」


……全然聞いてないし


僕がため息をつくと後ろから蓮くんが僕の肩に手を添える。

「あきらめろ」

「わかったよ」

そして僕たちは4人で屋上に向かった。

みんなでお昼ご飯を食べていると源くんが口を開く。

「そういえば、雫ちゃん、自己紹介してよ、まだ俺ら雫ちゃんのこと何も知らないし」

「そういえば、自己紹介していませんでしたね。では…私の名前は真波雫です。クラスは6組、得意な科目は全部、苦手な科目はありません。あと…彼氏募集中です!」


……なんか聞いたことがある自己紹介だな


「お〜彼氏募集中なんだ〜どう、俺を彼氏にしてみない?」

源くんは冗談なのか、本気なのかわからないが変なことを聞くと。

「いえ、結構です」

雫ははっきりと棒読みで返事をする。

源くんはそのまま膝をつく。

「源…どんまい」

背中を摩り、慰める蓮くん。


……ごめんな、源くん、こいつはそういうやつなんだ


「みんな、早くご飯食べるよ、授業に間に合わなくなるよ」

僕はそう言う。

「そうだな、食べよう」

蓮くんはその言葉に反応する。

そのまま普通に4人でお昼ご飯を食べる。

雫はやはりコミニケーション能力が高い。

普通に自然に二人と話している。


……そこに関しては普通に尊敬できるんでだよな


そう思いながら雫に目線を送る。


「どうしたの?祐樹?」

「なんでもないよ」

「まさか!やきもちですか!ははぁ〜そうですか、しょうがないですね。カモってあげますよ」

「じゃあ、僕は先に教室に戻るよ」

「え、ちょっと待ってくださいよ!」

「じゃあ、源くん、蓮くん、先に戻るよ」

「うん」

「わかった」


僕は本当に教室に戻った。

「ちょっと〜祐樹〜」

「ああ、雫ちゃんがからかうから」

「だって〜」

「源、早く食べないと、俺たち本当に授業間に合わないぞ」

その後すぐに二人ともお昼を食べ終え、教室に戻った。

もちろん、雫も無事に間に合った。


・・・・・・・・・・


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