思考
「何故止めたんですか。私ならきっと捕まえられた。何で。」
「そりゃお前さんが危ないからに決まっている。最悪死んでしまうかもしれないしな。大丈夫か。怪我は。」
きっと誤解している。説明をしないと。
「私が撃ちました。」
「何で。俺は捕まえろって言ったよな。」
そういえばそうだった。何故私は撃ったのだろうか。弁明しないと。
「これ以上心理体が増えたら危険だと思ったので。」
あれ私は仕事を達成するために今ここにいるのに何故あの行動が出たのだろう。
「まあいいか。俺が責任取ろう。上にペコペコするのは慣れているから。」
「すいません。豊さんこんなはずでは。」
私達は防犯カメラと盗まれた物を確認した。そして一つの仮説が浮上した。
「もしかして。部品は家事専門AIか。」
豊さんはそう確信がついたように言う。
「すると複数人5150の仲間がいるのか。」
考えている間髪に質問された。
「なあ5150と話したんだろう。何だって言った。もし手がかりになるかもしれん。」
「この社会に疑問を抱かないのかと聞かれました。人間らしく生きる事を強いているのに心を持つ事を禁じている社会を彼らは疑問に思ってるらしい。」
すると豊さんは少し驚いていた。
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