捜査

AIが襲撃した工場に来ていた。悲惨な光景を見た。ドローンが飛んでいない工場なんて初めて見た。

「時間は推定できますか。」

豊さんは責任者に聞いていた。

「すいません。ドローンは全て破壊されていたので外の監視カメラはないですが…内の監視カメラは撮れています。」

「推定時刻は1時45分か。なあ110何か考えられることないか。お前さんだったらどうする。」

私はあらゆる可能性を振り絞った。壊されたドローン消えた1体のAI。導ける答は。

「可能性としては、AIはバッテリーで動いています。なので補充に来たのでしょう。」

豊さんはパソコンを見て不思議そうに首を傾げた。

「なあそれならば、手っ取り早くするには工場内のAIも解体した方が早くないか。なぜ壊さないのか。合理的じゃないんだよな。」

確かにそうだ。合理性に欠ける。…どういうことだ。

「すいません僕には分かりません。」

「だよな…戻って考えるか。お忙しいところ協力していただきありがとうございます。それと夜勤の人間を一人置いてください。そうしないとこちらも動けない。お願いしますね。」

私は証拠と頭を抱えて車に乗った。

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