実行

「おいやっぱり考え直せ。まだ間に合うから。」

抵抗する工場に来ても慎吾はそんな事を言っている。一理あると思ってしまった。けれども私達の答えは揺るがない。

「慎吾さもういい帰ったら。私達二人でやるわよ。部外者はあっち行った行った。さあハッキングして晃。」

私はこめかみを手に当ててネット工場のネットワークをぶっ壊した。…もう後戻りはできない。すると無数にあった監視ドローンが次々と物理法則に従って落下した。私はネットを干渉する力とAIを心理体にする力が何故かあった。他の3人にはできないらしい

「さてとドローンを破壊してバッテリーをたらふく持って帰るよ。」

私達はドローンを素手でぶん殴りバッテリーを必要以上に獲得できた。加えていつ不備があってもいいようにスペアの部品も。生きる為ならば手段なんて選んでられない。正しいことばかり言ってられない状況だ。

「…ねえ。晃、心理体に出来るんだよね。じゃあ他のAIも仲間にしましょうよ。」

つまり本丸に行く事になる。外の警備はドローンでやっているからざらだが。…いやまて、人間のことだ夜勤なんてクソめんどくさい事はやらないはずだ…よしここまで来たんだやってみよう。

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