芸術家

ずっと苦悩していたかった。自分にしか理解できずに苦しんで苦しんで

芸術のため、自分の表現したいもののためならばどんな犠牲をも厭わないそんな人間に


そのために何でもする覚悟があった。どんな痛みにも耐える覚悟があった。


全てを消費した。全てを犠牲にした。人間性すらも捨てた。


残ったのは腐った性根と、無駄に高いプライドだけだった。


でもなれなかった。俺はなれなかったんだ。だから次は許す理由を探した。

夢をあきらめた俺を、無価値な俺を、許す理由。とんでもなく上級な理由を。


でもなかった。全てを捨てた俺が見つけられる理由なんてどこにも存在しなかった。


だから泣いた。泣いて泣いて泣いた。泣き続けた。






だから俺は「豁サ縺ョ縺?→諤昴▲縺」

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