第4話 第二話

少し強面の刑事が、報告にきた。


「斎藤健吾さんの死因ですが、どうやら自殺の様です」


あれだけ俺の暮らしを荒らしておいて、その結果。

彼らが出した答えはこれだった。

自殺ーー。


まだ幼い俺には、調べ方もわからない。

頷くしかないだろう。


俺の面倒見ると言っている大人たちは、黙ってその言葉を信じたようだ。


ーー父が殺された。となれば、父の人間性を疑われたりするんだろうか?

被害者なのに、、?


俺は昔から、考えすぎてしまうようなところがあるが、こんな時まで考えすぎて裏を見ようとしてしまうのはどうなのだろうか?


今は警察官の言葉を信じるより他ないだろう。


でも必ず、、いつか必ず、、俺が父の死の真相を探しだして見せる。

その為には父の遺品の整理をして、ヒントを見つけなければならない。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る