復讐に燃えたところで身体は燃え尽きて鋼になり果てた。～とある傭兵に復讐しようと傭兵になってみたら実は全部仕組まれていた件【旧題：魂は鋼に宿るものか】

用語解説-1

？？：現段階で開示可能な情報を以下に記述します。

略語：FAV（Flexible Armored Vehicle）

　　→蔑称；鉄棺

FCS、ジェネレーター、ジャンプ/スライド用ブースター、

コックピットが内蔵された胴体部を基幹として、四肢パーツや、背面（両肩部）部武装の換装が可能な兵器。

胴体そのものも、軽量級、重量級、中量級と、おおわれている装甲の厚さ（重さ）によってクラスわけされており、搭乗者や、作戦内容によって兵装を変えて戦闘できる。

主武装とするのは前腕部マニピュレータで握らせるライフル型の武装が多いが、　乗り手によっては腕部そのものを武器に置き換えた兵装を使うものもいる。

肩（背）部武装ユニットは、腕部に搭載するものよりも強力だったり、より高性能な誘導性を持つ兵装が多い。

各接続ポイントは規格化されており、製造企業が違うパーツであっても接続、使用することを可能にしている。内臓部品であるFCSユニット、ジェネレーターユニットやブースターユニットも換装可能であり、カスタマイズ性の高い兵器群である。

【TIPS】FAVの装弾数と兵装について

エピソード中、ライフルが弾切れになった理由は、これがオーディション用の兵装だから、という理由である。試験時の難易度設定は廉価のライフルでも1つのマガジン全弾をきっちり撃ち込めればすべて倒せる設定だが、FAVに乗り慣れてない者が多い受験者（ヒヨッコ）がライフルのみで突破できることはかなり稀。

それぞれの兵装はリロードして対応する仕組みになっている。

武装によって変わるが、アサルトライフルだと1マグあたり20～30程度。このほか、ライフル(前腕部装備)型の武装はサブマシンガン、ガトリングやスナイパーライフルがある。また、ショットガン、ハンドガンタイプやレーザーライフルなども存在している。スナイパーライフルは弾速が速く、距離による威力減衰は少ないものの、装薬の関係で一発が大きいので装弾数は少ない。人が持つ銃器と同様であると言える。

　弾の種類も複数存在する。AP（徹甲）弾、強装薬弾、榴弾などがある。

　レーザーライフルはこの世界に存在する中では最速の弾速ではあるものの、一定以上の距離が空くと極端に減衰する。このため、FAV同士の戦闘において武装が判明した際、レーザーライフルが不利になる距離を取られると詰まされやすい。

ミサイルは、オーディション機体が装備しているのは小型のミサイル。こちらもオーディション向けなので、6発分のミサイルを搭載している製品を採用。

実戦向けになると、小型であれば最大24発搭載型がある、中型サイズは8発、大型は1、2発程度である。ちなみに、中型サイズだと爆炎が大きくなり、着弾点の周囲に対してもかなりのダメージを与えられるものや、弾頭が分裂するミサイルがある。大型となると対FAV向けではなく拠点への砲撃などで使用される。

このほか、火力が無い兵装に肩部、前腕部装備の追加装甲、パイルバンカー、メイス、スタンロッド、ブレード(カタナとも)、背部装備の榴弾砲、強化レーダードーム、ECMパルサーなどがある。

組織：LAS（Lance And Shield）

→世界の傭兵たちは、管理組織ともいえる仲介組織に原則所属している。

LAS はその中でも最大手の傭兵仲介組織である。

傭兵組織は一時乱立状態にあったが、統廃合が繰り返され、最終的に企業が運営していた組織はなくなり、中小の組織は2大企業それぞれの私兵集団として吸収され、傭兵が自発的に作り上げたと言われる傭兵組織はLASのみが残ることとなった。

LASはその成り立ち上、与する企業、個人を特定しない。迷子の捜索から、組織の最重要機密強奪、暗殺に至るまで、本当に多くの依頼がある。

傭兵がアクセスするLASのシステム上に多くの謎が残されている、という噂があるが、流言飛語の域を出ないことと、真実に近づいた(と目される人物たち)ものは誰一人生き残ってないため、この組織の幹部や、成立の歴史、LASの本拠地の所在などについては全くの謎である。