歩いて、探して、きっと山の神にお礼を言う

単なる体験談的小説ではなく、ミステリーっぽさもある。
置いてかれた感じが読後に残り、もう一度見返し、なるほどと二度味わえる。
作りが上手い。
ラストをくどくど書かないところもいい。
願いを叶えたんだからお礼を言ってこない人間を、快く思うわけがない。
参拝するなら、お礼参りもしよう。