第7話 見返すために
いじめのようなことを受けたのは、中学1年生の後半だけでした。しかしその経験は後の性格に尾を引き、大げさに言えば生き方が変わりました。
友人に自分のことを話すことは少なくなりました。基本的に、いつも人の話を聞く立場です。
自分の話をちゃんと聞いてほしいという願望がないわけではありませんが、話せば暗くなる可能性が高いので自制します。(ないわけではない、は控え目過ぎますね。本当は、誰かに聞いてほしくて、最後まで聞いてほしくてたまりません。ただ、人に提供できる話題を持っていないので黙るしかないのです。)
現に、わたしは職場で闇属性扱いです(笑) 母親のことを話すと、わたしの家庭環境は特殊だったらしく大層驚かれました。その頃からより強く、親に対する不信感というか疑問が増えていったのですが。
わたしは闇魔法が使えるらしいですよ、凄くないですか(笑)←このネタについてはわたしも面白がってますけどね。
大学では数が少ないながらも友だちとわいわいと楽しく過ごしました。そして辛い就活を経て、今に至ります。仕事をしている中でメンタルをやられて、そのまま頑張って仕事をしています。楽しいこともたくさんありますから。上司や同僚に面白い人も多いので。
その辺りのことは、ここでは伏せておきましょう。現在進行形ですし、色々とはばかりがありますしね(笑)
上手く生きることが出来れば、人生はもう少し楽しかったのかもしれません。友人の中には世渡りが上手い人もいますし、先生が見ている前でだけちゃんとしていたタイプの人もいます。どちらにしろ、真面目だと自負しているわたしには真似の出来ない生き方ですが。
そんな不器用なわたしですが、お蔭様で生きています。
毎日笑顔でとは言えませんが、好きなものもあれば好きなこともあるという現状です。カクヨムで出逢った皆さまは、わたしにとってリアルでは出会えなかったはずの方々です。
拙作を応援して頂いたり、反対に御作を拝読させて頂き勉強したり……嬉しい出会いです。改めて、自分の夢を諦めないでよかったと思います。
残念ながらわたしの中の『闇』は、薄れていません。時々無性に悲しくなるし、泣きたくなります。結構情緒不安定なこともありますが、気合いで押し留めます。
ぬいぐるみに顔を埋めて、一人で耐えることもしばしばです。
気持ちを詩にぶつけて、なりたい(なりたかった)形を小説のキャラクターに託して物語を書いている側面もあります。
そんなわたしは、中学の時に決めたことがあります。
それは、いじめっ子よりも絶対に「幸せになる」ということです。
幸せとは何なのか。人によって答えは違いましょう。それで当然です。
だって、幸せに決まった形はないのですから。
わたしは自分の幸せを探しつつ、自分の中に積もった
暗い話を読んで頂き、最後までお付き合い下さりありがとうございました。こんな闇を抱えるわたしですが、今後も今まで通り仲良くして下されば嬉しく思います。
涙を見られてはいけない 長月そら葉 @so25r-a
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