応援コメント

第2話「国王陛下のエジンコート号」」への応援コメント


  • 編集済

    遅ればせながら、拝読させて頂きました。一字一句、それはもうしっかりと。

    前話で記されたモノよりも、エジンコートの全貌を遥かに具体的に掴めました。
    戦艦と言えど、魚雷を装備する事がまだ「異様」ではない時代背景と
    排水量、主砲口径、武装内容、速力など、この時代らしく、されどこの時代からすれば先進的な艦である事が自分なりに、ぐっと熱くなる思いで読んでおりました。
     写真や資料を見たことはありませんが、時代からすると恐らく20門の副砲は両舷に10門ずつ、長門のような配列なのかなと、余計な事も考えつつ文に没頭しておりました。


    その後は、正直「冗長な内政論かな……」と思ったのもありますが、それも束の間。


    以下の2点を通過してから、鳥肌ものでした。

    ◇ ◇ ◇ ◇

     時には地方紙に女性の権利拡大を狙う過激派であるとか、女性中心主義者などというデマも流され、その人権を侵害された運動家すらもいたが、彼女たちはそれらの障害に打ち勝ち、その目的を成し遂げようとする一心で女性たちに、そして時には男性たちに呼びかけ続け、決して挫けなかった。

    ◇ ◇ ◇ ◇

     しかし彼女らは歓喜した。

     家と言う拠点を守り、子供を育てると言う慣習を打ち破るのだと言う意気込みは、男には到底理解できないであろう。

     長く無知で感情的であると罵られた女性が、何千年と戦いの主力であった男性を打ち破ろうと、ここに近代軍の運営に着手したのである。

    ◇ ◇ ◇ ◇

    ここから「エジンコート」が再び文面に現れた時にはびっしり鳥肌が立ちました。
    素晴らしい繋げ方に、今は称賛しかありません。

    ボリシェヴィキ、コミンテルン、赤軍・白軍の戦い、当時の女性たちの社会的立場などを語られる一文一文も、非常に読み入りました。


    時期尚早で逆に失礼に当たるかもしれませんが、この時点で絶賛の意として
    レビュー評価入れることをお許しください。

    楽しみに読み進めて参ります。

    いやぁえるすさん、本当に良いモノを書かれる・・・。

    作者からの返信

    いつもいつもありがとうございます!!
    この始めはあくまで架空の存在である臣民海軍と近代化改修された戦艦「エジンコート」の現実味を補足するためのフィクションが詰まっているので、ぶっちゃけ「冗長な内政論かな……」というのは的を射ているかもしれませんw

    ただ、これがないと珍妙な戦艦になぜ女性軍人が乗り込んでいるのかが曖昧になってしまうので、これもやっぱりないといけないなと。それを評価していただいてとても私は嬉しいです!!