狂気と真実のはざまで

よろしくま・ぺこり

わたしは日本を俯瞰して見た

 こんにちは。


 こちらではお伝えしていませんが、わたしはこの度『精神障害者手帳2級』を取得しました。病名はもちろん『双極性障害Ⅰ型』です。十年前に発症した頃、この精神疾患はあまり世に知られていませんでしたが、最近は芸能人が罹患して休業するなど話題になることも多くなり「鬱病とは違う病気」であるという認識が多少は深まったかなと思います。


 わたしはよく自分を「キチガイ」と表しますが、実際のところ「キチガイ」には二種類あり、一つは不幸にして先天的に脳に障害があり自分を制御できない方、もう一つは社会生活をしているうちに様々なプレッシャー、ハラスメント、癒すことのできない悲惨な出来事にあって脳がシャットダウンをかけておかしくなってしまう方だと思います。「キチガイ」というと「差別用語だ!」と怒られる方も多いでしょうが、むかしから「気狂い」「気違い」という言葉は日常的に使われており、昭和四十年代から五十年代くらいまではテレビドラマ等でも使われていました。その後、いわゆる『言葉狩り』が放送界に起きて「差別を助長する言葉」は「放送禁止用語」として排除されましたが、文章に対してそれをすることは『日本国憲法』に明記された「表現の自由」を侵害することになるのである種の気の毒なご病気や歴史的な身分差別に関わる言葉以外はわりと使われています。

 でも、最近の若い作者はまず、そういった言葉を知らないし「穢れ」を感じさせる文章は書きたがらないというか美化した文章を書きたがるので、使用しないのでしょう。だったら「てにおは」や文章のルールくらいは守れ! と言いたくなるのが昭和なわたし。


 さて、衆議院の総選挙がありまして、予想外に自由民主党の議席が減らず、立憲民主党の議席がまさかの減少。反自民の票が日本維新の会に流れました。不可思議な結果です。でも、これが今の日本人の民意なのです。


 わたしってばTwitterなどでは言っていたのですが、岸田文雄氏は案外と力と運を持っているのではないかと思います。前任の秋田県人が「喋れず、読み間違える、すぐ怒る」という憲政史上五指に入る「暗愚宰相」だったので、普通にしていればまともに見える。そして背筋がピンとしているのがいい。ひょっとしたら長期政権になるかもしれません。3Aの一人は消えましたし、残りの二人だって若作りしているけれど実は高齢者。一人はすぐ、お手洗いに行きたくなる持病を持っている上に、一生花見にはいけない人です。2Fさんの力もあっという間になくなりました。


 それに比べて枝野幸男氏は元々、トップの器でないのです。しかし、替わりになる人材もいない。軍師、参謀、策略家としては有能でも大将になるには人々を惹きつけるカリスマ性がなくてはいけません。劉邦のように馬鹿でも部下に対する思いやりがあれば皇帝になれちゃうのです。残念でした。


 日本維新の会の議席数が三倍になりましたが、確か松井一郎氏はもう政界引退するはずですよね? いつまで大阪市長やってるんでしょう? あれはどう見てもヤクザなので早く辞めて、橋下徹氏とM-1グランプリにでも出ればいい。

 吉村洋文大阪府知事は若くて人気がありますけれど、政治力はどうなのでしょう? コロナ新規感染者、このところダントツで大阪府が一位ですよ。第六波は大阪から始まるのではないかとわたしは予想します。


 それに、日本維新の会はどちらかと言えば自民党寄りの政党です。今回の選挙では反自民のふりをしていましたが、国会でいつ寝返るかわかりません。よくよく注視しておいてください。


 以上、長々と選挙の話をしました理由は、わたしが前述の二番目の「キチガイ」であり、普段は真っ当な「引きこもりでアル中」であるとお伝えしたかったのです。


 なので、引退を撤回して名前も本名の(?)よろしくま・ぺこりに戻すことを宣言します。


 どうぞ、よろしくま!

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