謎に満ちた仕事人聖流さんの過去とは

ある日、とある心の傷を抱えた冷めた大学生がいました。この方が主人公です。
このままでは就活が危ういと感じ、ふと立ち寄ったスーパーで聖流さんと出逢います。
パート勤務でも店を仕切るスーパー仕事人の聖流さん。
しかし、私生活は謎だらけ。
聖流さんの心を読めないながらも少しずつ距離を縮める主人公。
その中で主人公は己の傷と向き合うことを進めていく。
仲間が増え、スーパーのバザールを盛り上げていこうとした矢先の大波乱。
果たして、スーパーの運命は?
聖流さんの謎とは?
働くのは大変です。
この小説は働く真摯な姿を伝えています。
人生はある手札でしか勝負出来ない。しかし、使い方次第では覚醒する可能性のあることを示す主人公の熱意を感じ取れました。
是非ともご覧下さいませ。
何でも良い。熱中出来るものがあれば生き甲斐は見付かります。
それを訴える物語でもあります。
後、展開が気になって徹夜で読んでしまったです。

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