死後も微妙に働いています。

どら

準備

皆さん、こんにちは私は…閻魔ですところであなた達は死んだらもう終わりと思っていませんか?地獄に行くか、天国に行くか…でもね、物語はそんなに単純ではないのです。これは死後、怨霊として第二の人生を“ポジティブ”に“前向き”に生きる者たちのお話です…


「…社畜の間違いじゃねえの?」

「こらっ!将門!!」

〜〜〜

「うわぁ〜仕事したくねぇなぁ〜〜〜っ!」

「早良先輩、あなたがしっかりしないと幹部としての仕事を全うできませんよ」

「わかるよ?わかるよ真備。でもさぁ〜本日何件報告あったと思う?」

「…何件ですか?」

「666件目だぜ?」

「悪魔の数字…!!きゃぁぁぁぁっ!!!」

「うわぁーーッ!!っじゃねぇわ!アホか!!多すぎるってことだよ!」

「あぁ、そういうことですか」

「まぁ、死なないっていうことには便利…だけど」

「死んだら過労死とかありますからね。あ、私の死因自然死じゃなくて過労死ですよ!」

「そんなことどうでもいいの〜!」

「……てか早良先輩…あなた…物凄い大食なんですね」

「うるさい」

するとドアからノックが響き渡る。道真だろうか

「早良さーん真備さーん閻魔様からのご命令です」

「ん?なんですか?」


やっほ〜諸君!いい仕事こなしてる〜?ちょっと飛鳥の子達が暴れたらしいから、お鎮め作業よろ〜by閻魔


 「殺してぇ…」

「うんわかるぞ。地味にうざいな」

「行きましょうか」

「だな、道真たちも協力してくれるんだろ?」

「当たり前ですよ、とっとと終わらせて帰りましょう」

幹部の二人はしぶしぶ現場へと向かうのであった

「まぁ、僕達呼ぶ必要ないと思うんだけどね〜」

「なんでですか?」

「だいたい正常だったら俺たちが移動してる間に終わるし」

「.........あれー?もしかしてだけどそれで歩く速度遅めてる?」

「うんそうだけど何か?」

「否定はしてほしかったな…」

「あぁ〜ついちゃった…うっわぁ〜今日も帰るの遅くなりそう」

「酷すぎますよ…やりますか?」

「だね〜」

早良と真備が見た光景とは…















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死後も微妙に働いています。 どら @okm_082

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