決着
プロゲーマーの時、
命をかけての行動は日常であった。
興奮、焦燥、恐怖などの邪魔な感情は全て
削ぎ落としていた。
興奮、焦燥、恐怖などの感情を満たす為に
行う行動にも関わらず。
それは真反対な感情であり矛盾している。
これこそが彼の歪な精神性を物語っていた。
しかし、それが妙に心地良かった。
あの少女達は逃げたね...
枷になっていた存在は消えた。
これで後顧の憂いなく実行できる。
そして、今あの時に戻る。
脳が冷える。血が沸騰する。魔力が満ちる。
無感情な表情の少年はミノタウロスに
襲い掛かる。
--------------------
「歌は紫。紫電一閃!」
常識では考えられない速度で、
ミノタウロスの左腕、右足を斬り裂く。
「王手だ。黒のミノタウロス」
ミノタウロスは自らの死を自覚した。
そして、最高にして最後である攻撃をする。
ミノタウロスの体に亀裂が入る。
ビキッビキッ
体内からは、大量の黒い血と大量の魔力が
溢れ出す。
周囲に、ミノタウロスの魔力が漂う。
ヨハンは唖然とした。
これは...
時間がない。
八岐大蛇よ。
もっともっともっともっと。
力を寄越せ!!
身体に魔力が侵食する。
目も眩む灼熱、激痛が全身を襲う。
魔力路の拡張、増幅に従って筋骨までもが
変化する。
全身から血が滲む。
憎悪に塗れた眼はミノタウロスを穿つ。
「紫電無為」
カチャっ ぶもぅ...
ミノタウロスの首をあっさりと斬り裂いた。
____________________
これにて、一章完結。
後日談、物語のあらすじを書くかは
コメント、いいね、フォロー次第で
決めるので、宜しくお願い致します。
天才悪役転生〜世界ランキング1位のプロが 悪役に転生したので、ゲーム知識を活かして、最強を目指す! @keiji1297
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。天才悪役転生〜世界ランキング1位のプロが 悪役に転生したので、ゲーム知識を活かして、最強を目指す!の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます