「ウマ娘」マンハッタンカフェちゃんの飲みかけのコーヒーペロペロしたい。

口惜しや

^^


私はウマ娘を初めて二日目の右も左もわからない、赤子同然のウマ娘プレイヤーですが私の知的情緒的感性にどうしても抗えないような運命的な出会いをいたしました。

やはりプレイ日数の欠落、払底が顕著に文へと投影されるであろうことが予測されるため、廃のつくような先駆者様方にはどこか癪に障るところがあるかもしれません。

ですがどうかお納めください。私はもうこの気持ちを抑えることはかないません。


私は始めてすぐにウマ娘の10連を7回ほど最初期にはなむけとして渡される石でマンハッタンカフェのピックアップを引かせていただきました。

どうにも後で知ったことなのですが、最初のガチャはサポートに回すという動きが定石のようでそこでも私の無知蒙昧さが出ていました。

それでガチャの結果は星3が3回、そのうちのすべてがマンハッタンカフェでした。

ちょっと待てと、このガチャはピックアップしか星3は出ないのかとそう思いました。

しかし後になってみればこれは運命だったのかもしれません。きっと三女神さまの思し召しだったのでしょう。

最初に見たときはその驚きとガチャの結果から恥ずかしながらあまり喜べませんでした。

しかし彼女と時間を共にすると連れて彼女のきれいな砥粉色の眼の虜になっている自分に気づいていくこととなったのです。



私が最初に吃驚とともに魅力を感じたのは育成でのことでした。

初めての育成だったため結果はどうにも振るいませんでした。

もちろん私の初めてはマンハッタンカフェに捧げさせていただきました。

その育成の中で私はファンの数を上げなくてはならず5連続でレースをさせてしまい、初心者ながらもその剣呑さには気が付いていたのですが

どうにもそうせざるを得ず菊花賞に6連続で出してしまい人気も9番くらいの低迷を見せました。

しかし彼女は半ばあきらめながら心配する私、弱気な、そしてなんとも度し難い評価を与えた審査員たちを見返すように獅子奮迅の活躍を見せてくれました。

目も当てられないと思われた結果が覆りなんと1位という頂に立っていたのです。

これには私も吃驚のあまり呼吸を忘れました。

その時に同時に私は誰にも見向きをされない、一番信じて居なければならないトレーナーですら目を覆うようなその追い風激しい逆境に

まるでアスファルトを突き破り花を咲かせる植物かのように、なんとも輝かしくそして神々しい結果をたたき出してくれました。

その時には星4にしたことによる愛着もあったのかもしれません、しかし彼女がたとえ一回しか出なくても私は時間の問題で彼女の虜になっていたかもしれません。


嗚呼…やはり彼女はなんとも形容しがたい美しいウマ娘です。

全身が彼女のミステリアスで儚げな黒をイメージした衣装がレース中にもひらりひらりと、どこか虚ろげでいて美しく魅了するかのように揺らしながら

すらりと伸びた細い足でコースを駆け抜ける姿は日本三景である松島、天橋立、宮島、に並ぶといっても過言ではありません、むしろそんな程度の景色で例えれるはずがありません片腹痛い。

そんな黒を基調とした彼女の身長の低さから繰り出される砥粉色のつぶらなすべてを見透かしているような彼女にしか見えない友達を見てきたその目で

見上げる構図には今のところ存在する知的情緒的賛美の言葉では表すことはできません。

体力がなくなって元気のない姿も、気分が絶好調な姿も私にはまぶしすぎるほどに素敵に思います。

彼女の飲みかけのコーヒーに含まれる…さしずめマンハッタンカフェ汁とでも言いますか、なんとも薫り高い香りと甘みがあるでしょう。

私はコーヒーがどうにも苦手で飲めないのですが、マンハッタンカフェ汁に含まれる高貴な甘みを感じとり今までの人生の中で最高の思い出となるでしょう。


さて、まだまだ私は語りたい所存でございますがそろそろ切り上げさせていただきます。

前述したとおり私は未熟も未熟のトレーナーです、まだ彼女の…マンハッタンカフェの魅力につきましても残念ながら全然認知できていません。

なのでまた私がウマ娘をプレイさせていただいて新しい発見等がございましたら追記させていただきます。


どうにもチープな文ではありましたがご清聴どうもありがとうございました。

それではマンハッタンカフェちゃんを眺めてまいります。

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「ウマ娘」マンハッタンカフェちゃんの飲みかけのコーヒーペロペロしたい。 口惜しや @kaa11081

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