吉原作品 登場人物紹介 Part2

市川文左衛門いちかわぶんざえもん 作内で登場する女衒を生業にする実質的な人買い。ついでに女性の見立てを行い【桜華楼】楼主、稲葉諒いなばりょうに数々の女性を売りにくる。また道中で見聞した飢饉などの話をする。諒からすれば即戦力になる女性が欲しいらしい。


伊勢谷半蔵いせやはんぞう 【桜華楼】の馴染み客の1人で年齢は52歳。重工業の社長であり、夜は大抵の場合は吉原で遊ぶ生粋の好色の初老の旦那。吉原にデビューする女郎の【水揚みずあげ】の儀式を彼に頼むのが恒例行事。既に4人の女性の処女を貰い5人目に千里おちさ(薄紅)を抱く予定の人。

 

幇間ほうかん 芸者げいしゃ


池本奈津美いけもとなつみ 

夏村明美なつむらあけみ

清水綾女しみずあやめ

萩原洋子はぎわらようこ


幇間ほうかん(男性芸者)

中村誠也なかむらまさや

酒井成広さかいなりひろ

川上正巳かわかみまさみ

堀谷辰巳ほりたにたつみ


その他 登場人物


夕月妙子ゆうづきたえこ 元桜華楼の女郎で晴れて年季明けを迎えたが、安女郎だったのでそのまま【桜華楼】の遣手婆やりてばばあになった。稲葉楓いなばかえでの同僚。楓と共に【桜華楼】を仕切る。売れなかったとはいえ、その眼力は流石であり、朱華はねずに対しても辛辣な意見を言う。楓と妙子の喧嘩はしょっちゅうで旦那の諒は呆れ半分で耳を傾ける。


友蔵ともぞう 若い衆の1人。役割は番頭で帳面を書くのが得意な人物。


十郎太じゅうろうた 若い衆の1人。妓夫ぎゆうと呼ばれる客引き。表廻りを受け持つ男性で客引きの他に、『付け馬』と呼ばれる代金取り立て役も受け持つ。


勇太ゆうた 若い衆の1人。通称は『福助』とも呼ばれるその辺にいるような一般的な男性。しかし裏ではヤクザとの連絡役や女衒との連絡もこなす。


喜兵衛きへえ 若い衆の1人。喜助きすけと呼ばれる廻し方で特に怒り出す客をなだめる事に関してはプロの業とまで言われている。


友吉ともきち 若い衆の1人。見世番と呼ばれる外廻り役で花魁道中では金棒引きとして活躍。


健太けんた 若い衆の1人。見世番の1人で長傘をさして花魁道中を行く。


賢治けんじ 若い衆の1人。2階の廻し方の1人。廻しを取る遊女には特定の客を嫌がる遊女もいる。そんな彼女達と客の仲を取り持つ大事な役目。


黒川くろかわ 客の1人。桜華楼の馴染み。


宮本みやもと 客の1人。3枚目花魁の菖蒲あやめ間夫まぶ


伊勢原秀光いせはらひでみつ 客の1人。2枚目花魁の浅葱あさぎ情男いろ。馴染み客であり、浮世絵なども嗜むが、ある時を境に薄紅うすべにばかりを浮世絵にして描いていたので浅葱の苛めが始まる。

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