楼主（ろうしゅ）のパートナー、内儀（ないぎ）。

遊郭における女リーダーで、遊女達の躾から、教育、彼女達からは少し疎まれる、または恐れられる存在。

しかし。楼主が1階にて鎮座する者なら、内儀は実際における毎日の業務を仕切る親方とも表現できる、楼主のパートナーでもある。

ちなみに楼主の家族達は、その遊女屋に住んでいる訳だが、しっかりと居住空間は分けて生活を営んでいるとのことだ。

この内儀は躾をする以上は厳しい面はまず持ってなければならないだろう。折檻など行われたという描写もあるし、そうでなければ脱走する女郎にしめしもつかない。

そして若い衆にも舐められる訳にもいかないだろう。

内儀になる女性は、遊女上がりの年季の明けた元女郎がなる場合と、有名な商家の娘が嫁になり内儀になる場合があるらしい。

楼主は遊女よりも色っぽいと揶揄される皮肉を用意した。

内儀は彼なりに色っぽいのか。

それとも腕っぷしが良いのか?

折檻するなら腕っぷしだろう。

想像する範囲では、平手打ち、拷問は当たり前。口が達者かつ恐い雰囲気。強気な姐御。

若い衆からは姐さんとか呼ばれていそうな気がする。

女としてもある程度は成熟しており、同時に花魁でも容赦なくとうが立つなら、若い女郎に交代させる厳しさがないと成り立たないであろう。特に人気の遊女屋になるとしたら。

この辺になると内儀の外見上の特徴とかはあまりいらない要素かなと思う。

楼主は自分自身のパートナーでもあり、信用するに値する何かを持つなら外見などそんなに拘らないかも知れない。

まあ、何かの拍子で楼主が自らの子供を作る時の【見せ場】で活躍するのもあり得る話なのでそれなりに色気を感じないと本人も物足りないと思う。それだけかも知れない。

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