レンタルロリとの生活

魔時霞流三派

第1話 始まり

俺は苗垣晴人、モテ期が1度も来たことない哀れな男だ。そして俺は重度のロリコンである。

 基本的にオカズはロリの同人誌で、現実の女性には興味が無いが……女の子には興味がある。

 そんなある日俺は気になるものを見つけた。

「ん?レンタルロリ?」俺は目を疑った。

 ツ〇ッターにが気になるものがあった。

「レンタルロリ最高!幼い笑顔と体に癒されたー!」という投稿がされていた。「いや体って……意味深すぎだろ……」詳しく調べて見るとHappyロリータというレンタルロリのサイトがあった。店の電話番号が書いてあり、働いている女の子の写真が貼られていて、その下に名前が表示されていた。

 俺は電話をかけ、指名することにした。

「もしもし、」

「お電話ありがとうございます。ご指名の子はお決まりですか?」

「はい、美憂ちゃんでお願いします!」「わかりましたー今向かわせますねー」「はい!お願いします!」俺は心を躍らせて待っていると、玄関のチャイムがなった。

「はーい!」

「お、お待たせしました……美憂です。」玄関の扉を開けると小柄で黒髪の少女がそこにいた。

「いらっしゃい!入って入ってー」「は、はい。」

おいおいおい、ガチロリじゃないか……よく店も法律で取り締まられないな……「あ、あの」

「は、はい?」

「なんて呼んだらいいですか……」

「は、晴人でいいよ!」

「わ、わかりました……」 「「……」」「美憂ちゃんって今何歳なの?」

「1、12歳です… 」

やけに怯えている様子で体を小さく丸め、部屋の隅に座っている。

「そんな怯えなくていいよ……?」

「ご、ごめんなさいぃ…… 」

俺はなんか嫌な感が働いた。

「美憂ちゃん腕見せてくれる?」

「ど、どうしてですかぁ……?」

夏なのに長袖長ズボン……何かを隠しているように感じた。そしてこの怯え方。なにかトラウマを植え付けられているに違いない……

「ちょっと気になるんだ良いかい?」

「は、はいぃ……」

美憂ちゃんは少し戸惑いながら袖をまくる。

するとそこにはアザが複数あった。

「み、美憂ちゃん!このアザはなんだい……?」

「や、やめてください……べ、別になんでもないですぅ……」

どう考えてもなんでもないで済まされるわけじゃない。明らかに美憂ちゃんはされている。

「美憂ちゃんの親って……どんな人か聞いてもいいかな……?」

こんな可愛い子を虐待するなんてありえない……

「私に……暴力を振ってくるんです……」

美憂ちゃんの瞳は涙で潤んでいた。

「そっか……面倒は見てくれてるの……?」

「あんまり……見てくれてない……」

俯いてつぶやく。

俺はもう決心した。

「美憂ちゃん!」

「は、はいぃ……」

俺の口からはとっさにそんな言葉が出ていた。

「えぇ……でもぉ……そんなこと……許してくれるわけ……ないですよぉ……」

泣きながら美憂ちゃんはそう言う

「いいや。許してくれるとかじゃないんだ」

これじゃあ美憂ちゃんが危ない……

「どういうことですかぁ……ううっ……」

「俺と一緒に生活しようあんな両親なんて捨てて」

「でもぉ……まだ信用できないですよぉ……ぐずっ……」

「いいや、君の両親みたいに暴力は振るわないししっかりと面倒だって見てやる。君を守りたいんだ!守らせてくれ!」

自分でも何言ってるのか分からなかった……

「ホント……ですかぁ……ありがとうございますぅぅぅ……うわぁぁん!」

美憂ちゃんはいきなり抱きついて、俺の胸に顔をうずめて泣いていた。頭を撫でながらよしよしと声をかける。辛かったよな……

児童相談所も当てにならないし……

「これから美憂ちゃんのこと幸せにしてあげるからね…… 」

ここから俺と美憂ちゃんの同棲生活が始まった。

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