ランブルフィッシュ

 頭が良ければ進むべき道を見つけられるのか、学が無くても道を人に示して貰えるならば幸せなのか。

 そもそも、人生に目的は必要か?


 因みに聖域に住んでいる戦うバイク魚は関係ありません。


 こちらバイク映画と検索すると偶に引っかかる映画でしたので、ずっと気になっていました。しかしそれほどバイク映画ではないかなと思います。バイクが出てくる映画ではありますが。

 例えば尾崎豊さんの「15の夜」を聞いたらバイクに乗りたくなるかどうか? という観点からなら、バイクは印象的な扱いでありバイク映画と言って良いでしょう。


 バイク=ハーレーになりがちなアメリカ映画にして、出てくるバイクは中排気量の空冷カワサキ。そういう部分でZ好きな方々がこの映画の名前を挙げてらっしゃるのかも知れません。


 映画全体として、伝えたいメッセージっぽい部分がやや哲学的な描かれ方をしています。その中に散りばめられた家族愛や青年期の苛立ちといったスパイスを味わう映画。

 私的には、哲学的メッセージよりもスパイスの部分が大事と感じました。


 あと、この映画。キャスティングが豪華でストーリーよりも、ついついそちらに目が行ってしまいがちです。

 いつもかっこいいマットディロン、スリムなミッキーローク、イージーライダーのデニスホッパー、フッサフサなニコラスケイジ、パルプフィクションとこんがらがるローレンスフィッシュバーン等々。


 ミッキーローク氏本人は無類のハーレーマニアと何かで読んだ事があります。その彼の出演作なのにハーレーが出てこない点は、映画のリアリティーを追求する姿勢を感じます。

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