あらすじの下手なタイプは2方向

 何故あらすじが書けないのか?

 それは書こうとしているからということは前にも話したが。


 まず、あらすじを読むのは”内容を全く知らない人である”ということを念頭に入れて置こう。


 人物を名前で表記する人は、相手にとっては何を言っているか分からないものだと思おう。


 あなたは、知らない人に知らない職場の話をされたらどう思いますか?

「だれそれ?どこだよ」

となりませんか?

 あらすじで名前を出す人というのは、同じことをしているわけです。

 初めて見たものに名前がたくさん出てきたら、もう誰が誰だか分からないし読む気が失せます。


下手1パターン『誰が何をする話なのか、よくわからない』


**

主人公=役職+主人公。

一緒に出てくる人は、どんな役柄なのですか?


【あらすじの作り方】

1:名前を出す場合は、明確にする。

『大学生である主人公の時田は』


2:ではどんな大学生なのか?

容姿端麗であるが、天然ボケ


3:どんな境遇なのか?

貧乏学生のフリをしているが実は、スパイ


A:まずは主人公について説明する。

主人公の時田は、容姿端麗ではあるが天然ボケの大学二年生。そんな彼は、貧乏学生のフリをしているが、実は国際的なスパイである。


B:次に物語について説明をする。


この主人公が、何をする物語なのか?

その為に少し、今後の展開を書きだす。

1:同じ構内にて、好みの美女と出逢う。

2:実はこの美女もスパイであった。

3:しかし、スパイであることがバレて追われている。

4:主人公に一目ぼれ。

5:二人は意気投合し、組織を返り討ちにしようと目論む。


【あらすじ】

 主人公の時田は、容姿端麗ではあるが天然ボケの大学二年生。

 彼は、貧乏学生のフリをしているが、実は国際的なスパイである。


 そんな彼は大学構内にて、好みの美女と出逢う。それはまさしく運命的なものであった。彼女のことが気になりつつも、声をかけることのできない主人公。

 彼はある夜、近所のコンビニの前で、意中の彼女が悪漢に襲われているところに出くわす。必死の想いで彼女をその場から連れ出し、助けることに成功。

 その行動がツキを呼んだのか、彼女から好意を持たれることとなり少しづつ話をするようになった。


 ある日、主人公は彼女から秘密を打ち明けられることとなる。

 なんと、彼女も自分と同じスパイだったのだ。


 彼女の現在の境遇を知った主人公は、彼女を追う組織を二人で返り討ちにしようじゃないかと提案する。果たして、この二人に未来はあるのか⁈


組織VSスパイ

美男美女が織りなす、クレイジーカオスコメディ

『いつか二人で、マンハッタン』


**

本題に入るところまでの流れでつくるのがあらすじである。

ただし、範囲は作品の一万文字以内。

それで本題に入らないなら、あらすじで調整しないと余計に読まれない。


あらすじが下手パターン2


 これは簡単。読んだらオチまで分かってしまうケース。

 読まなくても内容が全部分かってしまう。

 つまり読まなくても良いとなる。

 なんでもかんでも書けば良いというものでもなく、長編と短編では書き方も違って来る。

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