ジャンルによって重要な部分は違う

1 ファンタジーについて

ファンタジーは異世界ものの移動型と同じで、『舞台そのものが重要なもの』と『ファンタジー世界が舞台というだけであって、そこで生きる人たちや物語自体が重要なもの』の二つの方向性がある。


1 世界観が重要な場合


その世界自体が主役ということ。

この場合は世界観の重要な部分をあらすじに書き記した方が良い。


例 世界観をメインに書く。

 ○○歴854年。

 500年続いた聖戦が終わりを告げようとしていた。

 それというのも、光の勇者の手によって魔王が屍となったからである。

 500年前、この○○(世界名)では精霊や人外の生き物たちが人間と平和に暮らしていた。あの日、突然空から異形の者たちが現れるまでは……(うんぬんかんぬんと続く)


2 ファンタジー世界を舞台としているのであり、人物などがメインの場合。


 こちらは世界観について重点を置いた書き方をすると、バランスがおかしくなるので世界観にはさらっと触れ、話の大筋を書く。


 上の例を人物メインにかえるとこうなる。

 例 人物メインに書く。

 ○○歴854年。

 500年続いた聖戦が終わりを告げようとしている。

 光の勇者として生まれた主人公○○は魔王を討伐することに成功。世界は歓喜に湧いていた。平和な世の中になるだろうと誰もが思った矢先、○○の身体に異変が起きる。

 なんと、主人公に魔王の魂が乗り移ってしまったのである。

 これは魔王に抗おうとする○○と○○の身体を魔王から取り戻そうとする人々のカオスなコメディである。


*どちらがメインであるかであらすじの構成が変わるということ。

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