2 覚醒型(既に転生をしていて記憶を戻す系)

2 覚醒型

 既に異世界に転生しており、記憶を取り戻す描写のある異世界転生物語のこと。


 このタイプは物語として『記憶を取り戻した』ところからが真のスタート。なのでそこに辿り着くまでが長いなら上手にあらすじを書かないと読者がゲンナリする原因となる。

*記憶を取り戻すのがだいぶ先なら、最初に記憶を取り戻した時の描写を数行入れるか、もしくはプロローグにもってくることで物語から人が離れるのを回避できる。


 あらすじの構成としては『前世のことを書き、どんなきっかけで前世を思い出し、そこから何を目的とするのか?』これを含めばいい。



例:

 主人公○○は三歳の誕生日、木から落ちそうになり死の恐怖により前世を思い出した。

『そうだ! 俺は前世ではアイドルのマネージャーだったんだ!』


 現世での自分は、人気アイドルの敏腕マネージャー。

 現在は○○国の国王の第一王子であり、我が国は経済的に窮地に追いやられている。前世を思い出した彼は以前の仕事でのスキルを活かし自国の再生に乗り出す。


 弱い三歳にして優秀な国王の補佐官になった彼は、国を立て直すことには成功したものの……十五年後、新たな窮地に追いやられていた。

 勝った国の姫が○○と結婚できると勝手に決め、隣国たちが戦争を始めてしまったのである。

「俺のために戦争するのは止めてくださーい!」

 果たして○○はこの戦いを止められるのか?


 上手い例文が浮かばなかったが、こんな感じでターニングポイントとその先に何をするのか? という書き方が書きやすいはずである。

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