小説の禁句編
異世界ファンタジー(転生転移じゃない)の禁句
異世界ファンタジーには、使ってはいけない禁句がいくつかあります。
分かりやすい例として、一つ問題を出しましょう。
・ひよっこ冒険者
・新米冒険者
さて、どちらが異世界ファンタジーで使うと矛盾が生まれてしまうでしょうか?
答えは後者、新米冒険者です。
意味自体は誰にでも理解できると思います。
皆さんが想像している通り、冒険者になりたての若者、または子供のことを指す一般名詞ですね。
では、どの部分が不都合なんでしょうか?
ずばり、新「米」、つまり米(こめ)という一文字が問題なわけです。
なぜか。
言うまでもありませんが、現実において米は、アジアを中心とした地域で広く栽培されている主食穀物の一つです。
一方、異世界ファンタジーのほとんどは、中世ヨーロッパをベースとした世界観で構成されており、その主食は小麦を原料としたパンです。
米文化、パン文化と言われるように、主食の違いはそのまま生活そのものの違いとなって現れます。
パンは主に素手で食べ、米は箸やスプーンで掬って食べるのは良い例だと思います。
従って、王道異世界ファンタジーで新「米」冒険者という言葉が出てくると、基本設定の一つを改変せざるを得なくなり、無意味な描写がいくつか増えてしまう結果になります。
まあ、ほとんどの人はそんなどうでもいいところをスルーしてくれるので、気にしなくても案外どうにかなるものですが。
他にもいくつか思い当たるので、不定期で書いていこうと思います。
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