第4話 魔法使いミリア 魔王への道!!

 魔法使いミリアは困っていた。攻撃魔法エクスプロードンを使いたい!!


 しかし、精度、威力、命中率に問題があり、勇者パーティを追放された。


 どこぞのアニメみたいな悩みだが少女ミリアはすがる思いで森の洋館にたどり着いた。


 このドアを開けたら賢人が待ってるはず。始まりの町のギルドのお姉さんが教えてくれた。


 ガチャ!!


 ドアを開けた。


「あははははははぁーーーー!!!!もっともっとぉーーーー!!!!」


「お前、意外と肩こりだなあ。」


 ゴスロリ服を着た少女がカエルのモンスターに肩揉みされてた。洋館の大広間で。


 魔法使いミリアはそっとドアを閉じた。




          完





「いや、終わらねえよ!!」


「まあまあ、冬夜さん!! あまり怒りすぎると血圧上がりますよ。」


「お前婆さんか?!」


「おばあちゃんになっても一緒だからね。」


「うぜえ。」


「あ、あの。」


「あ、そうだった。攻撃魔法の件だったな。ついてこい!!」


 洋館の大広間、隠しかいだんを抜けると洞窟内闘技場があった。


「こ、これは?!」


「強くなりたいって言う冒険者が多いからなあ。作った。」


「カエルのモンスターが!!」


「いや、こいつの魔法。」


「テヘ!!」


 ティーナがかわい子ぶる。俺は無視した。


「それじゃ行くぜ!! 修行だ!!」


「は、はい!!!!」


 強さも良いが考えろと今まで教えてたが、この頃忙しいんだよなあ。ギルドの姉ちゃんが変な噂流しやがって。とりあえず解決策より強くなった方が早いので。こうなった。


 それから何ヶ月経っただろうか。


 この少女、飲み込みが早くエクスプロードンを使いこなし、倍力倍速も覚え、無詠唱、無想詠唱、カウンター詠唱、杖での接近戦。そして、魔法使い接近戦弱そうだったからパンチにエクスプロードンを載せる、


     エクスプロードンパンチ


 を教えた。


 ただ、勇者パーティ追放の解決策は考えなかった。


 そして少女は意気揚々と勇者パーティの宿へ行き、その日宿は全壊。風の噂ではそのまま少女は1人魔王に挑み、倒す。


 そして、勇者パーティの宿は2度目の全壊。少女は魔王と俗称された。


「うわわーーーーん!! 何がいけなかったのよーーーー!!!!」


 異世界って平和だなあ。


 ふぅー。


「理由の無い強さ求めたからじゃね?」




         つづく

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蛙の俺とゴスロリガール!! 異世界転生した俺は少女に抱っこされ生活してます!! 亀岡たわ太 @kameokatawata

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