第9話 あとがき
作者自ら作品を解説するのは
自分の表現力不足を露呈するようで
気恥ずかしいものです。
やはりティーンエージャーを主人公にした
物語を描くのはとても難しいものでした。
寺西修:
こんなハードボイルドかぶれの高校生など
いるはずないのですが、あくまで小説のキャラクターとして。
寂しいのか孤独に佇んでいたいのか
捉えどころのない「尾崎豊」のイメージで書いてます。
正田千里:
単に私の好みで(笑)「西野カナ」っぽい雰囲気をイメージして書いてます。
寺西・千里
それぞれの視点で描写を変え
千里視点は、なるべく普通の描写を心がけましたが
女子高生目線が思い浮かばず
その点が一番苦労しました。
シティタワーモール:
どこの地域にもあるシネコン併設の
ショッピングモールやその周辺の街
人が集まる市内中心部を当てはめていただければと思います。
映画:
私が一番好きな恋愛映画
『イルマーレ』(キアヌ・リーブス、サンドラ・ブロック)
を観た設定にしています。時代考証は合っていません。
YouTubeに予告編があります。
https://youtu.be/uXZ9NAx6TIw
これを観て千里は寺西を誘った、と思っていただければ。
Amerie/ Why Don't We Fall in Love :
この作品を書いている途中でふと思い出し
改めて聴いたところ
恋愛のドキドキ感と静かに二人の時間が
流れる雰囲気を表現してるように感じ
作品の雰囲気に合っている気がしたのでサブタイトルにしました。
この作品を読みながら聴いてみて下さい。
https://youtu.be/sELR5SLXABI
タイトル:
『俺にはそんな気がした__』
書き始めたら、このフレーズが
何度も浮かぶので
この作品の主題、タイトルにしました。
原稿用紙1枚(400字)、一分間に読める文字数
を考慮して1ページ400〜800字に収め
読みやすさと物語のテンポに考慮しました。
※追記
改めて読み返して見ると、恋愛作品に重要な
"ふたりが惹かれ合う過程"が少ない事に
気が付きました。
これは、出会ってすぐ、波長が合い
意気投合してから恋愛が始まるという
私の恋愛経験によるものと思います。
物語としては読む人がドキドキする過程が
少な過ぎる事に後から気付きました。
元々自分の中の重苦しい心の内を書き留める為に
カクヨムに登録し『ライクロフトの静謐』を投稿しました。
それ以降特に作品を書く予定もなく、
物語も思い浮かばなかったのですが
「もう少し気楽に読める作品もあれば」
と思い、大したプロットも考えず
酔った勢いに任せて(笑)
あえて自分らしくない設定の物語に挑んでみました。
拙い作品をお読みくださって
ありがとうございました。
俺にはそんな気がした___ Eternal-Heart @Eternal-Heart
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