③ 愛瞳の過去1

自分は特殊だと思っていた。

目を見るだけで、相手の考えている事がわかる。

本当なんだ。


私は昔、友達がいなかった。

だからいじめられた。

でも、反抗出来なかった。

助けてくれる友達もいないから。


  :「何が愛の瞳だよ!おっかしいんじゃねぇの?」

愛瞳:「、、……(人の名前で、よくも。、、コイツうざい…か)」

  :「なんだよ。目合わせて。気味悪いなー」

??:「やめてよ。おかしいでしょ」

愛瞳:「ぇ」

  :「チッ。もういい」

??:「こっち来て!」


連れてこられた場所は、体育倉庫だった。

戸惑いを隠せなかった。


愛瞳:「ぇ、ぇ…」

??:「大丈夫?あ、ごめん」

愛瞳:「う、ううん。えっと」

??:「大丈夫みたい。よかった。名前教えてほしいんだけど」

愛瞳:「あ、えと…波風愛瞳なみかぜまなみです。。。

   あなたは?」

??:「わ、私?……

   浅山喜咲あさやまきさきだよ。よろしくねっ!」

愛瞳:「よろしく、、喜咲ちゃん。…どうして?」

喜咲:「いじめられてる子、助けたくて」

愛瞳:「あ、ありがとう!私、友達いなくて、、、」

喜咲:「私でよければ友達になるよ!」

愛瞳:「え、あっありがとう。よろしくね」

喜咲:「やっと笑顔が見れた〜。うん、よろしく」


それからの学校生活は、楽しかった。

楽しかった…なのに、、

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