② 楽しいカンジョウ

碧風:(文化祭…か。楽しみだな。でも、負の感情を持ったら危険ってどう言うことだろう。)

鎌 :「ズットカンシシテルカラナ。」

(暇かっ)


現実世界

愛瞳:「碧風〜こっち持って」

碧風:「はーい」

着々と準備が進んで行く中で、みんなのワクワクはどんどん高まる。


数日後

ピーーーーピーーーー

鎌 :(「ナンダ?」)

  :(「ソロソロコウタイのジカン…デスヨ」)

シュウウウウウウウボワアアアアアアアア

碧風:「え、」

愛瞳:「どうしたの?碧風」

碧風:「愛瞳、なんでもない」

(現実世界…に戻ってきたのか。)

紅風:「碧風!こっち手伝ってくれない?」

碧風:「紅風…うん」

(……あ、わかったかもしれ…ない)

紅風:「愛瞳、さんも来て」

愛瞳:「あっ、はい」


ゲンジツセカイ

碧風:「これは、なんのために?」

鎌 :「コレハダナ、現実世界に行くのに大丈夫かという最終チェックダ」

(なんで、そんなに厳重なのだろう。)

鎌 :「ソレハ、ココのセカイをダレにもバラされないヨウにスルタメダ」

碧風:「心の声聞かれるの嫌なんですけど。」

鎌 :「シツレイ」

ゲンジツセカイから現実世界に行く時、三段階のチェックがある。

まず、負の感情がないか?

次に精神に異常をきたしてないか?

最後にゲンジツセカイのことをバラされないようにちょっとした洗脳をする。

こうして碧風は現実世界に久しぶりに戻ってきた。


(いや、ゲンジツセカイのこと覚えているのですが。言わないけど)

紅風:「これ運んでほしいんだけど。」

碧風:「何処へ?」

紅風:「うーんと体育館」

碧風:「オッケー」

(やっぱり文化祭っていいなぁ。準備から)

興奮した感情が頭をいっぱいにする

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