第二話 現実世界

① 喜のカンジョウ?

(碧風の性格がガラッと変わって今日で一週間。顔を見ても相変わらずわからないから、情報が…。もしかしたら何かあったのかも)

愛瞳:「おはよっ。碧風」

碧風:「おはよ〜!」

(コンナニモムズカシイ。ダト…マア、テイゾクナニンゲンハワカルワケナイカ)

碧風:「え、何?」

愛瞳:「あ、ごめん。なんか、」

碧風:「なんか?まあいいけど」

(うーん。様子がおかしいのは確かなんだけど…)

紅風:「おはよう。」

愛瞳:「お、おはようございます。紅風さん」

(ううう…辛いなぁ)


ホームルームの時間

先生:「えぇ〜そろそろ文化祭です!明日から準備期間に入る為、四十五分授業です」

ザワザワ…ザワザワ…

  :「やったああああ!」

  :「うるさいよ?やめてよね!」

(文化祭ね〜なんかわかる事あるかな?)

(ブンカサイ。ヒサシブリダナ)


一方…

(一回落ち着こう。今の状況を理解するんだ)

碧風は知らない暗い所に入れられていた。一つ看板がある。

[負のカンジョウ者収容所]

どうやら負の感情を持った人が二日入れられるらしい。

碧風:「鎌!いるんでしょ」

鎌 :「オヤオヤ、キヅクのがハヤイネェ」

碧風:「どういうこと?この生活に少しばかり慣れてきたのに」

鎌 :「キミの現実世界のガッコウでは、ソロソロブンカサイがヒラカレル。ソノトキハ、イッタンカエシテヤロウカトオモッテネ。

負のカンジョウをモッテルとキケンダカラアタマをヒヤシテモラオウカナと」

碧風:「そう言うことね。文化祭行かせてくれるんだ…」

(文化祭…これまで一回も楽しんだことがない。でも行きたい)

ワクワクした気持ちが跳ねる

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