第6話火曜日④

in 中央病院

コンコン(ノック音)

愛子「どうぞ」

立川「よう」

愛子「潤,久しぶりね,どうしたの」

立川「俺はまだお前の事好きだから」

愛子「何言ってるの」

立川「そうだよな,今更遅いよな」

愛子「そうじゃなくて,私もまだ潤の事好きだから

   でも退院したら黙って実家に帰るつもりでいた」

立川「えッ」

愛子「潤とずっと一緒に居たいって思ってたけどこんな私だからって」

立川「ちゃんと愛子と向き合うからこんな俺で良かったら」

愛子「もちろんだよ,ありがとう潤」

in ホストクラブ

みなみ「今夜は貸し切り,二人きりだなんて」

星川 「もちろん,こんな素敵な夜は二人だけで過ごさないと」

みなみ「他の子にも言ってるんじゃないの,それに本当に二人きりかしら」

ドサ(ソファーに押し倒される音)

みなみ「何の真似」

星川 「この間の続き」

みなみ「殺す気」

星川 「ただ知りすぎた罰を与えるだけ」

みなみ「何も知らないけど,それとも何か秘密でもあるの」

星川 「あんまり喋らない方がいい」

カチャ(銃をみなみの心臓に近づける音)

みなみ「最後くらい優しくしてほしかったのに」

星川 「これで最後だ,みなみさんとは本当に残念な出会いだった」

裕介 「もうじき警察来るで」

星川 「誰だお前」

裕介 「お前みたいのに名乗る必要はないわ」

みなみ「残念ね,今日からこのお店は立川さんと愛子さんのお店なの」

立川 「みなみさん」

警察 「星川拓也,詐欺罪と暴行容疑で逮捕する」

警察 「社長さんもご同行を願います」

in外

立川 「みなみさん本当にありがとうございました」

愛子 「ありがとうございます」

みなみ「私は何もしていません,これからはお二人で力を合わせて頑張って

    下さいね」

二人 「はい」

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