奇策

「言っておくけど、俺もちゃんと理解してるとは言い難い。それでも、理解してる部分だけ簡単に説明するなら」

 だが蓮介の、エネルギーシールドそれについての説明は他の三人にとってとても簡単とは言えなかったろう。

「宇宙の中で、この大地はひとつの星の表面だ。そして星がたくさんあって、物質がいくつもあるこの世界の中で、全ての物質を動かす原理があると考えられてる」

 蓮介は、外国のサイエンスの領域に関して、哲学者ニュートンのインフィニテシマルカルキュルス(infinitesimalcalculus)と呼ばれる計算法や、それを利用した様々な物理法則を知識として幅広く知っている。西洋の算術について蓮介は苦手だったが、それでも"祖カラクリ"にも馴染みがあるために、彼は西洋の大学者たちすら知らぬ事実、あるいは可能性についてまで、いくらか知っている。

「その原理の最も重要な要素、物質を動かすものがエネルギーと呼ばれるものだ。だがエネルギーはそれ自体、物質的なものとして表示することもできるし、そうして目にも見えるように物質に影響を与えることもできる。そのためにも多大なエネルギーがいるから、普通は現実的でないと考えられてるけどな。ただジンギはそもそもそういうものに近い。"祖カラクリ"というのも、そういうものとして理解していい」

 だが、そのシールドが"祖カラクリ"によるものであるはずがなかった。ジンギという謎の古代文明の遺物は、確かに莫大、と表現できるくらいのエネルギーを内部に保存しているか、あるいは外部環境から抽出するか、または(これはあるはずがないことだと彼は理解しているが)零から作り出すことができる。だがそれは直接的に外部に放出することはできない間接的なつながりを形成することで動力源とすることがたった一つ発見されている使い道だ。結局"祖カラクリ"というのも、その無限大に思えるようなエネルギーの影響を第一動力として動かされる"几カラクリ"にすぎない。

「これは多分別の技術だ。エネルギーを壁の形状にして配置する特殊な技術。エネルギーは全ての物質に影響を及ぼすから、実質的に全ての物質に対しての障壁となる。さっき試してみた通りに強引に突破することはできるけど、エネルギーの影響が熱の高まりを促すから、生きながら、というのは難しい」

 だがいかにしてエネルギーを、特定の形に維持しているのか。その根本的な仕組みについては、蓮介にも全く想像もつかない。

「ようするにこの家は、どうやって突破すればいいのかわからない壁に囲まれた、という訳か?」

 見事なまでに、今重要な事実だけを、意味不明な説明から拾った亜花。

「まあ、そういうことなのだけど」

 蓮介もすぐ頷く。

「でも、どうするんですか? ここでずっと閉じ込められたまま?」

「うん、どうすんだよ?」

 亜花に比べると、ずいぶん振る舞いに不安が見える莉里奈と弥空。

「どうしようもないわけじゃない。たとえどれほどにすごいテクノロジーであるとしても、これを維持するのは簡単じゃないんだろうから。ある程度の時間待てば勝手に解除されるはずだ。つまり」

 閉じ込められてしまった自分たちが今できること、その結論を蓮介は告げた。

「待つしかない。エネルギーがなくなるまで」


ーー


 そして三時間ほどが過ぎた。

 ただ待つことを決めてからしばらくは四人全員で雑談していたが、「眠たくなってきたから、ちょっと寝る」と、床で丸まった状態で弥空が静かになってから、蓮介も、起きている残り二人から離れ、家のあちこちの棚に置かれている書物を適当にとって読み始めた。


「蓮介さん?」

 突然に、読んでいた本を机においた蓮介に真っ先に反応し、駒回しの練習を止めた莉里奈。

「ちょっと気になることが」

 気づいていたのか気づいたのか、見た目からはかなりわかりにくい床の扉を開けて、地下室への階段を露にした蓮介。さらに彼はそのまま迷うこともなく、家の中にあった、(蓮介曰く)ランタンという西洋の道具を"祖カラクリ"で改造した、明るい光を発する円柱を持って、階段を降りていった。


「こ、これって?」

「南蛮の絵画?」

 地下室に大量にあった、だいたい、自然の環境の絵が描かれた、厚紙と木板を前に、やはり蓮介についてきた二人の方が驚きを見せる。もっとも表には出さなかったが、亜花がそれらをすぐにヨーロッパ(南蛮)の方の作品だと勘づいたことには、蓮介も驚かされた。

 収集したその家の調査人の好みなのだろう。確かにそれらは西洋の作品だろうと蓮介も思ったが、作風自体は東洋に影響を受けているようなものも結構ある。蓮介には、少なくとも何の手がかりもなしには、それらが全て西洋の作品とは思わなかったろう。彼がそう考えたのは、家内の記録文書の文字の多くが(彼自身にも馴染み深い)そちらの方の国々の言語だったからにすぎない。

「亜花は、こういったものに詳しいのか?」

 聞いてもみた蓮介。

「この国のものなら匂いでわかる」

「へ、へえ」

 正直なところ、蓮介としては、エネルギーの概念よりもよく意味がわからなかった。

「でも、ここにある絵がどうかしたんですか? 何か読んで、ここに来たみたいでしたけど」

 匂いがどうたらで納得したのか、それとも深くは考えてないのか、亜花の言葉は特に気にならなかったようである莉里奈。

「ああ、気になる絵はいくつかだけだ。だけど」


 それから、その気になるという絵を、蓮介はまとめて並べた。全部で六個。全て海の生物の絵だ。海の生物が水中を泳いでいる光景を描いた絵。


「これが、いったい」

 見せられたところで、いったいそれらの何が問題なのかがわからない莉里奈。

「使われてる技法からしてそれほど昔じゃないらしいだけど、明らかにおかしいのが、全て水中の絵だ。アクアリウム(Aquarium)が広く利用されるようになるまで、こんな絵はほとんどなかったはずなんだ」

「あくありう、とは?」

「私も、それを知らないですけど」

 当然であろうが、そのアクアリウムという言葉自体、亜花も莉里奈も知らない。

「つまりその、海中の自然環境を、小さなガラスの箱の中に再現したものなんだ。亜花、隠れ里でもそういうものがあっただろ。大きさは普通のアクアリウムに比べたら相当でかいが、ガラス張りで閉ざされた中に、飼育されている魚が確認できるようなものが。あんな感じのものだ」


 それから蓮介は、より詳しく自分の気づいたことを説明する前に、まずはまだ寝ていた弥空も起こした。その説明も、結果として長くはなったが、エネルギーシールドの話よりはずいぶん簡単なものだったろう。


「海中に生きる生物を、観察しながら飼育するためのガラス箱というもの自体は、かなり古くにもあったらしい。淳和じゅんな天皇も、"祖カラクリ"を開発した賀陽親王の水部屋という、アクアリウムと似たようなものを記録してた」

 その記録自体は蓮介自身が前に全部燃やしてしまったのだが、意味もないだろうので、そのことについて別に触れもしなかった。

「ただ必要な環境を作ることはずっとできなかった。それは"祖カラクリ"を知ってる俺達も同じだったけど」

 自然の水域と複雑につながることで、隠れ里の巨大アクアリウムは機能しているわけだが、ここで言う必要な環境とは、つまり長く手を加えなくても維持される、生物の生息環境である。

 植物は太陽の光を使ってオキシジェン(oxygen)という空気体を放出する。そのオキシジェンは動物が呼吸により取り込み、生きるための糧とする。増殖を続ける植物を動物は食べ、余計になる排泄物とかも、巻き貝のようなより特殊な食生の生物が片づける。そうしたさまざまな生物の生きる機構の影響が絡み合い、ある環境の生物群は長期にわたり生き続ける。

 だがそうした生物世界の仕組みが、西洋の大学者たちに発見されたのは、実のところそう昔の話ではない。

「二年くらい前、西洋のエゲレスという国で、俺はある金持ちの女に仕えてたんだけど」

 それも特殊な組織に属する女性であり、ヨーロッパ貴族社会において、よく蓮介の力になってくれた人。

「その人もアクアリウムを持ってた。彼女に仕えてた女中の一人の毎朝の仕事はそれの水の入れ替え」

 手入れが全自動でなされるものも、近い将来には作られるかもしれないというのは蓮介の感想。


 後世の多くの記録においては、ヨーロッパの貴族社会にアクアリウム、いわゆる水槽が登場したのは1850年代のこととされている。そしてその原型となったのは、ガラス張りの密閉の中で植物を栽培するための「ウォード式ガラスケース」という発明だったとされている。

 イギリス、ロンドンの外科医だったナサニエル・バグショー・ウォードは、1820年代末頃から、気密性の高いガラス張りケースの中なら、人の手助けなしでも、植物がしっかりと成長できることを知った。栄養として吸収された水分が、水蒸気として放出(蒸散)される際に、ガラス表面に水滴に変わってその後再び土へと戻る。つまり、植物の生きる糧の自動循環がそこには見られるわけだ。

 ヴィクトリア朝(1837~1901)の大英帝国は、その領土の拡大とともに商業活動の場も、特別な商品(例えば生物)の特別な移動方法が模索されなければならないほどに広がっていた。ウォード式ガラスケースは、種子からの栽培が難しい植物の遠距離輸送を実用的に変えたのである。

 そしてその需要は国外だけに留まらなかった。英国国内においてもウォード式ガラスケースは、1840年代の熱狂的なシダ愛好ブームと共に、上品な家柄の上品な趣味となった。しかし1850年代にはすでにその影響も冷めていて、ウォード式ガラスケースは次なるブーム、つまり水槽の形で再利用されることになったのだった。

 蓮介は水槽ブームよりも前から、その見事な発明にもっとずっと未来の可能性を見ていた。それはただ画期的なアイデアだったというだけの話ではない。その基盤となったのは、多くの化学的新発見、そして自然界に対する急激な理解の深まり。それとは別の電気、エネルギーの研究と合わせて、彼は、やがてこの地球の自然界をテクノロジーが支配するような、そんな世界をどうしようもなく想像してしまっていたのである。それがよきものか、悪いものなのかの判断は彼には決してできなかったが、できるはずもなかっただろう、彼の生きた時代では……


「だけど今もっとも肝心なのは、つまり、そうしたアクアリウムが開発されるよりも以前には、海の生物を水中で生きている姿を描く画家なんてあまりいなかったことだ。なぜならそれを見たことがあるものなんてほとんどいない。短時間で機能するキロクキもないんだ。絵は、動くことを止めてくれない世界の瞬間を記録するという役割もある。だから少なくとも公表する絵に関して、こうした水中生物の構図はかなり普通じゃない」

 "祖カラクリ"のキロクキというものについて、当然、隠れ里のカラクリ師でない亜花と弥空は、そんなものを知らない。だから「キロクキは、特定範囲の絵を一瞬で描くための道具だ」とかなり簡潔にだが、それ自体の説明もする蓮介。

 莉里奈含め、それも名前だけで伝わるかは不明だが、キロクキは"祖カラクリ"によるカメラとも言えよう。この時代にも一応カメラはあったし、原理としてはキロクキと共通しているところもある。ただ、あまりにも性能や、内部機構の複雑さが違いすぎているので、単に「同じようなもの」と表現するのは、蓮介としてはちょっと抵抗もあった。


 カメラの原点とされるモノの発明は、紀元前のギリシャに遡る。それは単に小さな穴が開けられているだけの密室空間で、本来は画家や研究者が、人間の視野には入りきらないほど広い風景の全体像を把握するための道具であった。そしておそらくそれと同じものが、17世紀以降のヨーロッパにおいてはカメラオブスクラ、すなわち「真っ暗の部屋」と呼ばれていた。

 カメラオブスクラは名前通りに、最初は本当に部屋であったが、だんだんと小型化し、その名称がある広まった時代には、手で運べるくらいの箱となっていた。だが小型化したものでも、「開かれた穴の向こうの風景を、縮小した像として穴の反対側の壁に映す」という基本機能は変わらない。

 生物の目はこの世界の中で、あちこちを飛び交う光を捉え、そこから得られる情報を脳が解析し、整理し、視覚情報として意識体に理解させる。そしてある物体が光を反射する時、普通は全方向に反射する。すると一定の距離に、物体の下の方が上へと反射した光の一部、物体の上の方が下へと反射した光の一部、普通に物体の真ん中辺りが真っ直ぐ反射した光の一部、それら全てが交わる点がいくつかある。カメラオブスクラは、そうした、物体全体の情報が集約された一点の光を小さな穴(あるいは、もっと効率よく様々な光を集約するために発明された、光を的確に屈折させるように設計されたレンズ)で捉え、内部で再び必要な大きさの像が得られるように上手くバラけさせる(と言っても光は通常は直進する性質があるので、バラバラの方向から一点に集約されたのと反対に、その後は勝手にバラける)。

 そして1826年。フランスの発明家ニセフォール・ニエプスが、光とよく反応するフルオリン(Fluorine)、クロリン(Chlorine)、銀(Silver)などを含むことが多いフォトセンシティブマテリアル(Photosensitivematerial)、つまりは感光材を用いて、レンズで捉えた光の像を紙に焼き付けることで記録することに成功。自動記録の道具としてのカメラの歴史が始まったのであった。

 ただし"祖カラクリ"のキロクキは、レンズが捉えた光をフィルムに焼き付けるのではなく、電気信号に変換、データ化してメモリーに保存する、もっと後世のデジタルカメラにむしろ近い。キロクキは、メモリーに保存という過程こそないものの、驚くべき(実際のところ、驚異的なほどの効率の悪さを、ジンギの驚異的な量の第一原動力により補った)内部の"几カラクリ"の連鎖構造で、実質的な情報媒体切り替えの過程を含んでいるのである。


「とにかく、ここにある、普通なら奇妙な構図の海生生物の絵を描いた作者は、おそらくセンスイテイ、それも"祖カラクリ"を利用したものに近いものを持っていたと、ここの調査人は考えていたらしい」

 センスイテイは、その名前の通り、水中を進むことができる"祖カラクリ"の乗り物。

「いや、そんなこと、そんなことありえないですよ」

 莉里奈だけでなく、里のカラクリ師なら誰でもそう思うだろう。

「"祖カラクリ"のに近いなんて、それってとても無茶な構造だって私も知ってますよ。ジンギがなければ不可能なものだって。別に水中に潜るだけなら、例えば巨大なガラスの球体みたいなものとかあるんじゃないですか?」

 まさしく、絵とは別に、それらを収集していた調査人の記録文書を読んでいなかったなら、蓮介の方もそう考えたことだろう。

「莉里奈、落ち着いて聞けよ。これは俺も噂程度でしか知らなかったことなんだが、ジンギの起源は、今から数千年、もしかしたら数万年前もの昔に滅びてしまった古代文明にある。その古代文明がこの星を支配し、そしてついには、自分たちを滅ぼしてしまうほどのテクノロジーを実現した基盤となった発明がジンギだ」

 もはや完全に話についていけてないだろう他の二人はひとまずほっておいて、ある程度は理解できるがゆえに、ひどく混乱している様子の妹弟子への説明を、蓮介は優先した。

「だけど、古代文明は別にこの国に来たわけじゃない。この島にも影響を及ぼしていたというだけの話だ。ジンギを受け継いだ可能性のある者たちは隠れ里の外にもいる。もっとも、ここまでうまく活用できて、まだ滅びていないのは俺たちくらいなのかもしれないが」

 平然と説明を続ける蓮介だが、言っていることはなかなか恐ろしいように、莉里奈には思えた。「"祖カラクリ"は破滅をもたらす」という説なら、これまでに何度も聞いたことがあるが、それを今ほど強く実感することはなかった。開かれたこの星のすべての社会における、科学テクノロジーの急速な発達。そのことを、調査人として直接に体験してきたと言ってもいい蓮介が、いったい何を恐れているのかを、少しでもしっかり理解できたような気がした。

「経緯は詳しく知らないのだけど、俺も聞いたことはあるんだ。ここにある絵の作者は、ナイツテンプラ(KnightsTemplar)のアルケミスト(Alchemist)らしい。ナイツテンプラはジンギを知るかもしれない秘密組織で、アルケミストはそのテクノロジーを実際に利用してるかもしれない特権階級の者たちだ」

「それで、その人たちはセンスイテイを」

 なんだかんだでさすがというべきか。もうある程度は落ち着いたようである莉里奈。

「"祖カラクリ"を待ってるのかもしれない。いや、おそらくそれを知ってはいた。これらの絵が書かれた時代までには。もっとも記録文書が正しいなら、それだってもう二百年ほど前のことだ」

「でも、ひょっとして、この家を囲ったエネルギーシールドって」

 それに関して聞くことには、はっきり恐怖を表情に浮かべていたが、しかし莉里奈としても、もう覚悟もすっかり決めていた。

「ナイツテンプラとは関係ないと思う。だけど里とも関係ない、表向きではな」

「長たち、しかありえないですよね。何かを隠してる?」

「ああ、かもな」

 莉里奈も、すぐにそうした可能性に思いいたったことが、今度は蓮介の方にも恐怖を与えていた。

「だけど、そうだとして、そんな秘密を使ってまで私たちを足止めするなんて」

「どんな理由にせよ、今は急ぐのがいいと思う。問題は急ごうにも、それも計算ずくなのだろうが、このエネルギーシールドを破る方法が、俺たちにはないってことだけど」

 だが実のところ、すでに一つの方法を思いついてはいた。とてつもなく危険な賭けではあったのだが、だがだからこそ、(それが何者であれ)敵の裏をつけるだろう。


 罠を仕掛ける場として、興味を引くことが出来るという意味では、調査人の隠れ家というのは最適であったろう。ただし、里からも離れて、世界を自由に旅するカラクリ師のえられる情報量を侮ってはいけない。時にはそこに強力な武器が含まれていることもあるのだから。


「みんな、特に亜花と弥空には、まだ意味がわからないところも多いだろうけど」

 だが詳しい説明は、先に提示した選択肢に対する反応を見てからでもいいだろうと蓮介は考えた。

「ここでただ待つ以外にひとつだけ脱出できる方法がある。ただそうなると、おそらくどうしても避けられない戦いが起こる。それも未知数の敵、どうも昔、神と呼ばれた機械。つまり化物だ」

 まだ実物を直接見たわけではないが、どうも神というより化物というほうが、しっくりくるような気はした。 

「負ける気はない、だけど勝てるかはわからない。こんな状況、最初の予定になかったのは事実だ。ただ、このまま待っていると、おそらく俺たちの任務自体それで終わりだ。短い付き合いだけど、俺は別にお前たちのことを道具とかそんな風には思ってない。だから、お前たち自身の意思であらためて決めてほしい」

 そうそういう選択。結局のところ、本当に何か、想像していたよりもずっと恐ろしい陰謀とかがあるのだとしても、もともと蓮介たちにできることなど限られているだろう。だが、それでも今、自分たちがいる世界で、戦いを続けるのか否か。

「先に進むために一か八か化け物と戦うか、それともここでもう終わりにするか」

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