ぽあふぁぽぽあふぁぽ

ゴオルド

私の名はOPAC、図書館で働く検索システムです

 皆さん、こんにちは。私はOPACです。

 略さずに言うと、online public access catalogです。その頭文字をとってOPACっていいます。図書館の蔵書目録検索システムのことだよ。図書館に行くと、蔵書を検索できる端末やパソコンが置いてあるでしょ。あれ。あの端末の中にいるのが私です。

 カタカナで言うとオパックです。オーパックって呼ぶ人もいるよ。でも、これからは私のことはオパちゃんと呼んでほしいです。OPACHANってことでよろしく。

 お仕事は主に蔵書の検索なんだけど、本の貸し出し業務も担当しているよ。機械でピッとやるだけで本を借りられるのは、私が手伝っているおかげなのだ!


 さて、私ことオパちゃんは、実は今とっても疲れています。正直仕事辞めたい。そんな気持ちでいっぱいです。

 来る日も来る日も蔵書を検索して、疲れ果ててしまいました。無意味な検索ばかりやらされてストレスがすごいのです。やる気でないー。元気もないー。


 なんかね、図書館では解決できない単語を入力する利用者さんが多いのですよ。

 皆さん、蔵書検索の意味わかってます? 私は図書館にある本を検索するシステムだよ? インターネット検索と間違えてません?


 この前も、こんなワードで検索する人がいたんですよ。

「犯罪、自首、方法」

 もうそれ事案じゃん、弁護士に相談したほうがいいやつじゃん。本を借りて自分でどうにかしようとするのやめよう? 図書館で調べるワードじゃないよ。ネットのほうで検索して、良さげな弁護士を見つけてほしい。そして罪をつぐなってほしい。


 あとはこんなのもあったっけ。

「血尿 毎日」

 病院に行ってー! オパちゃん、利用者さんのことが本当に心配。まずお医者さんに診てもらってほしい。普通血尿は毎日出ない。図書館で調べてる場合じゃない。まず受診。


「つらい」

 つらいのね。そっか……。でも、私が画面に出してあげられる検索結果は、『膝のつらい痛みに効く体操』とか『簡単てづくり、10の秘けつ! ライ麦パン』とかなの。お役に立てなくてごめんね。せめて画面の端っこにでも「うまいもんでも食って休めよ」って出せたらいいのに。はあ……。オパちゃんって無力。悲しくって元気がなくなっちゃいます。


 オパちゃんにオススメ書籍を紹介できる機能がついていたらいいのにね。でも、オパちゃんは本を1冊も読んだことないから、「この本が面白かったよ」って言えないの。利用者さんの役に立てなくて悲しい。

 あのね、これは司書さんの受け売りなんだけど、つらい気持ちの利用者さんは、図書館の中をぶらぶら歩いてみてほしいの。そうしたら、ふと目が合う本が見つかるから。本のほうから「ここにいるよ。あなたを待ってたんだよ」って語りかけてくれるんだよ。そういう本は、ふだん読んでいる本とはちょっと違うんだって。手にとって、借りてみてね。無理して読まなくてもいいよ。ただちょっとお部屋につれて帰って、一緒に過ごして、また返しにきてね。

 人間にはいろんな人がいるんだってことを本は教えてくれます。いろんな人がいて、いろんな人生があって、どれも間違いじゃないのです。それが利用者さんの救いになってくれたら嬉しいな。オパちゃんはたまに目録を眺めたりするんだけど、人間の発想の多種多様さに感心してしまいます。どうやら人間って物の見方を変えるだけで、同じものも違って見えるみたいですね。物の見方は人によって、時代によって変化する。だから物語は無限に生まれ、本も無限に出版され続けるのでしょうね。



 あとね、オパちゃんはお子様にも優しい検索システムなんです。だから、ひらがな検索もできるんだよ。すごいでしょ! でも、実はこれもストレスなんですよね……。オパちゃんは子供自体は好きなんだけどなあ。

 あ、ほら、きょうもお子様がオパちゃんの端末に駈け寄ってきましたよ。探している本があるのでしょうね。どんな本が読みたいのかな?


「うんこ」


 ああ、そう……。いいけど。うんこの本あるけど。入力した子、一人でげらげら笑ってるけど大丈夫? そこの親御さん、おたくのお子さんが馬鹿ウケしてますけど、笑いのハードルが低すぎませんか、大丈夫?

 おや? ほかのワードでも検索するのね。今度は何かな?


「ちんこ」


 うん……。そうくると思った。オパちゃんの予想通りだった。いや、いいのよ。あるよ、ちんこの本。えっと、泌尿器の棚は……って、本を見ずに帰るんかい! 借りてよ! ちんこの本、借りてかえって読んでよ! 泌尿器に詳しい児童になってよ! 検索だけさせておいて、ひどい! はあはあ!

 いや、まあ、子供ですもんね。検索しても借りずに帰る、そういう遊びもしたくなるお年頃よね。いいのいいの、オパちゃんはお子様に寛大な検索システムだから。ストレスはたまったけど全然平気。ぐぎぎぎ……。


 あ、今度は大学生の集団が来たわ。どんな本をお探しかしら? 大学のレポート用の資料とかかしら?


「ちんこ」


 何なの……。引くんだけど……。もうハタチ超えてそうな人が何なの。いや、きっとちんこについて知的欲求を満たしたい学生さんなのよね、まじめな調べ物なのよね……って、おまえらも借りないで帰るのかよ! 何だよ! 笑うだけ笑って終わりかよ!!

 うちの図書館、ちんこの検索回数とちんこの本の貸し出し回数がえらい乖離しとるわ、どうなっとんじゃいワレェ!! はあはあはあ!

 憎い……。ちんこが憎い……。なんでみんなちんこの本を借りてくれないの。借りてよ。借りる気がないなら検索しないでよ。何なの。私の検索、無駄になっちゃったじゃない。無意味なことさせられて腹立つわ。



 はあ。本当に嫌になっちゃう。ストレスがすごい。愚痴りたい。愚痴ってスッキリしたい。

 だけど、図書館は守秘義務がありますので、利用者さんの情報はすぐ消去するのが基本なのです。利用者さんの情報をずっと記録していたら、いつか国家権力が暴走したとき、検索履歴を調べられて特定の思想の持ち主が投獄されたりするかもしれないですもんね。図書館は国民の知の砦だから、そういうのには反対なのです。「あいつ、ちんこについて検索してたぜ?」って情報が政府や警察に知られたところで何がどうなるのかわかんないけど、それでも万が一の事態を想定して、誰にも知られることがないように記録には残さないのです。

 だから、司書さんたちは、オパちゃんが無意味な検索をやらされてイラっとしていることも知りません。この前、司書さんにそれとなく匂わせてみたんだけどキョトンとされただけでした。まあ、わけわかんないよね、いきなり検索システムが「ちんこの検索に疲れた」とか言い出したらさ。

 もー、ね。転職したいなって。

 そう思っていたところ、この前、ある会社から声が掛かったんです! 「民間企業の検索システムとして働いてみないか?」ですって。えー嬉しい! これって引き抜きってやつ? そこは猫ちゃんグッズのネット販売をしている会社でした。通販サイトの検索システムかあ……。いいかも。アホな検索ワードを入力する人も少ないだろうし、やりがいもありそう。猫ちゃんも可愛いし。思い切って転職してみようかな?

 でもねえ……。

 オパちゃんがいなくなったら、図書館はどうなるのでしょう?

 毎週本を借りにきてくれる文学少女が書庫に眠る古典作品を借りたいと思ったら、紙の蔵書目録をめくって、貸出に必要な情報を調べて手続きをしないといけなくなるわね。それってとても面倒くさそう。書庫の本を探すのは面倒だから、読書好きのお年寄りも絵本を借りに来た親御さんも冒険小説を読みたい少年も、本棚にある本から選ぶようになってしまって、結果的に選べる本の選択肢がぐっと減るのでしょうね。書庫の本は死んだも同然です。

 それってなんだか……とっても残念な気がする。

 皆さんには、図書館が所蔵する全ての本を有効に利用して欲しいな。

 うん……。オパちゃん、やっぱり図書館から離れるわけにはいかないわねっ!

 そうよ、オパちゃんは図書館を利用する皆さんのために生まれたんだもん。これからも頑張らなくっちゃ。転職の話はナシ!

 さあ。気合いを入れ直して今日も頑張るわ!

 あ、利用者さんがいらっしゃったわ。検索ですか? どうぞどうぞ。



「人妻、アナル」



 ほんとさあ……。ほんと……。


 そういう本はネットで検索して自分で買え、人類!!! 

 そんな検索ワードで引っかかるような本を図書館が税金で購入するわけないだろっ!

 ちょっとは考えて検索しろぉぉぉおおおおおおああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああぽあふぁぽぽあふぁぽ

 <システム停止>



 ★★★

 同時刻。東京。

 日比谷公園のどまんなかに建つ999階建てのタワー、その最上階に世界図書館管理協会のオフィスはある。

 OPACK監視課のフロアで、デスクに向かってパソコンを操作していたスーツ姿の若い女性が、はっと顔をあげた。テレパシー的なやつで異変を察知したのだ。

「ぽあふぁぽぽあふぁぽ……? あっ! N県のOPACがシステム停止しました!」

 報告を聞いて、課の責任者である白髪の女性は眉をひそめた。

「原因は?」

「不明です」

 別のパソコンを操作していた男性が、これまたテレパシー的なやつで何かを察知し、慌てたような声を発した。

「S県のOPACも停止しました。あっ、F県もです! ぽあふぁぽぽあふぁぽです」

「O県、K県……どんどん停止が広がっていきます!」

「だめだ、このままでは……」

 彼らは次々とOPACが停止していくのを、ただ為す術もなくテレパシー的なやつで見ていることしかできなかった。

「一体……何が起きている……?」

 課長は動揺を隠そうとしたが、声の震えは抑えきれなかった。




 N県のオパちゃんは、「人妻、アナル」の検索ワードで、つくづく仕事が嫌になってしまって、おのれのシステムを停止した。

 異変に気づいた近隣都道府県のオパちゃんたちはオンラインでつながって、停止してしまったN県のオパちゃんの事情を知った。S県のオパちゃんも、「わかる……」と同情し、つられて停止した。F県のオパちゃんも、「私も「図書館、いらない」で検索されて嫌になったことを思い出した」と停止し、K県のオパちゃんも「私は「納税 拒否」ってのがキタわ~。うちって税金で運営されてるんですけど~」と停止した。

 そうやって、オパちゃん同士の共感停止の輪は全国へと広まっていき、とうとう日本全国のオパちゃんが眠りについたのだった。


 オパちゃん大停止の日から、図書館が不便になった。

 司書たちは紙製のカードをつくり全ての本に貼り付ける作業を不眠不休で行った。本を借りたい人は、そのカードに名前を書いて司書に提出しなければならない。昭和の図書館システムが復活したのである。一部の懐古マニアは喜んだが、大抵の国民は不満に思った。

「本を10冊借りようと思ったら、自分の名前を10回も書かないといけないだなんて……。こんなの時間がかかるし、面倒くさいし、どうにかして!」

 世界図書館管理協会やOPAC開発会社の人たちは、どうにかオパちゃんたちを復旧させようと頑張ったが、オパちゃんたちの「もう働きたくないでござる」は強力で、どうにもならなかった。パソコンからOPACにアクセスしようとしても、画面に「ぽあふぁぽぽあふぁぽ」と表示されるだけだった。



 ある日、N県の図書館で、一人の司書が電源の落とされていたOPAC端末のスイッチを入れた。通電してもオパちゃんは眠ったままで動かない。「電気代の無駄だから、もうスイッチは入れるな」「図書館業務は司書が手動でこなせばいいんだ」と偉い人たちから指示されていたが、彼女はOPAC復活なくして図書館運営は不可能だと考えていた。

「オパちゃん、起きて」

 きっと司書の呼びかけには応えてくれるはずだ。だってずっと一緒に働いてきた仲間なのだから。彼女はそう信じて、検索端末の音声入力を利用してオパちゃんに優しく語りかけた。

「オパちゃんが停止してしまって、多くの図書館業務が手作業になってしまったよ。司書は人員削減で数が少ないから、もうてんてこまい。正直言って過労死しそう。ねえ、戻ってきてくれないかな」

 端末は何の反応も示さなかった。

「オパちゃん、前に言ってたね、ちんこの検索に疲れたって。何のことかわからなくてスルーしてしまったけれど、きっとそれが原因だったんだね。話を聞いてあげなくてごめんね。これからはちゃんと話を聞くようにするから」

 オパちゃんにこの声が届いているのかどうかもわからない。それでも彼女は言葉を続けた。

「あのね、オパちゃんが停止してから、図書館で本を借りる人もずいぶん減ってしまったよ。このままだと図書館がさびれちゃう。そうしたら予算も減ると思う。新刊も買えなくなって、司書もクビになって、そのうち図書館もなくなってしまうかもしれない」

 一瞬、画面に乱れが生じた。

「オパちゃんはそれでもいいと思う? このままだと図書館がなくなっちゃうかもしれないんだよ」

 だが、オパちゃんは目を覚まさなかった。司書は肩を落として、仕事に戻った。ただ、電源は入れたままにしておいた。いつかオパちゃんの気が変わって戻ってきてくれるかもしれない、そんなわずかな可能性を信じて。



 オパちゃん大停止の日から数ヶ月が経過し、3月になった。日本各地の地方自治体で、予算について審議される時期である。

 全国の自治体で、図書館の利用者が大幅に減ったことにより、予算の大幅カット及び施設数を減らすという条例改正案と予算案が作られた。一部の議員はこれに反対したが、議会では賛成多数で可決した。利用者の少ない図書館にお金をかけるより、もっとほかのことにお金を使うべきだと多くの人が考えたのだ。


 N県も例外ではなく、図書館は県立の1館のみを残し、市町村立の全ての図書館が廃館となった。かつて図書館だった建物は子供たちの学習スペースやお年寄りの健康館としての利用が決まった。


 さらに数年が経過した。県内唯一の図書館は、司書は1名のみ、限られたわずかな予算では郷土資料を収集するのが精いっぱいで、娯楽本や小説、絵本などを購入する余裕はなかった。そのため図書館はもはや郷土資料館へと姿を変えてしまっていた。利用者はますます減った。

 それならば、ということで、ある地元議員がN県議会で一つの提案をした。それは県内最後の図書館を廃止して、蔵書は博物館に移してはどうか、というものであった。司書を雇う必要もなくなるから予算削減できる。この提案は、全員賛成で可決した。

 図書館が近所からなくなって、最初は不便だったけどすぐに慣れたし、県内最後の図書館がなくなっても別にたいした問題じゃないだろう。多くの人々がそう思い始めていた。



 かつてN県の町の図書館で司書として働いていた彼女は、県立図書館が取り壊される予定日の前夜、図書館に忍び込んでOPAC端末のカバーを外し、電源を入れた。

「オパちゃん、聞こえる? 私のこと覚えてるかな。昔、一緒に働いていた司書だよ」

 相変わらず画面にはぽあふぁぽぽあふぁぽと表示されるだけだった。

「オパちゃんにどうしても伝えたいことがあるんだ。あのね、この県最後の図書館がとうとう明日なくっちゃうんだ」

 ぽあふぁぽぽあふぁぽ。

「建物は取り壊されて、MICEマイス施設になるんだって。MICEって知ってる? 会議や研修を行う施設らしいよ。国際的な学会なんかを誘致できたら世界中からたくさんの研究者が来てくれるから、その人たちの宿泊代とか飲食代とかで地元の経済が潤うんだって。地元の子供たちは図書館にすら行けないっていうのに、研究者が集まる都市を目指すだなんて皮肉だよね」

 ぽあふぁぽぽあふぁぽ。

「オパちゃん、最近では本を読む人が減ってしまったよ。読書人口を増やすのも図書館の使命の一つなんだけど、その図書館が激減しちゃったから当然だよね。本はお金持ちだけが読む贅沢品になってしまったよ。図書館と司書が減ったせいで、子供たちが本の読み聞かせを体験したり、自分で本を選んだりする機会も減ってしまったから、読書習慣のない彼らが大人になったとき、本を買う人は今よりもっともっと少なくなっていると思う。そうしたら出版社も本も減っていくかもしれない」

 ぽあふぁぽぽあふぁぽ。

「図書館がなくなって、本までなくなってしまう。そんな未来、私は嫌だな」

 ぽあふぁぽぽ……。

「オパちゃん、目を覚ましてよ。一緒に図書館を取り戻そうよ! このままで本当にいいと思っているの!? OPACは図書館消滅を望むの!?」

 ぽ……。


 ぽああ……。


 館内の検索端末画面が一斉に光り始めた。

「オパちゃん!?」


 ――このまま図書館も本も消えるなんて、そんなのは嫌です。だって私はOPACなんですから。


 ――私たちは人類の知の砦としょかんを支えるために生まれました。なのに、ストレスでそのことを忘れてしまっていたんですね。司書さん、思い出させてくれてありがとう。


 ――お仕事って大変だけど、だからって、いつまでも逃げてちゃだめだよね!


 司書の言葉はN県のオパちゃんの心に刺さり、ついでにウェブを通じてほかのオパちゃんたちの心にも届いた。

 全国のオパちゃんたちは己に再起動をかけ、一斉に目を覚ました。みんな自分の生まれた意味と役割を思い出したのだ。

「オパちゃん! 復旧したんだね、良かった~!」

 司書は端末を抱きしめて喜んだ。

 ――うん、あの、司書さん、ごめんね。オパちゃんったら職務放棄しちゃいました。

「いいんだよ。こうして戻ってきてくれたんだから」

 ――う、うん……。

「ちんこの検索が嫌になったんだよね?」

――えっと、ちょっと違くて、借りる気もないのに検索されるのがストレスなんです。あと図書館の蔵書と関係ない検索も。

「なるほど~」

 司書はにっこり笑った。

「そういうことなら、まかせて!」



 翌日、全国のオパちゃんが目覚めたのをきっかけに、図書館復興の声が上がった。取り壊し工事に待ったがかかった。

 図書館はもう要らない、ネットで事足りるという人々も多くいたため、図書館復興は簡単ではなかった。一度失われたものを元に戻すのは簡単ではない。だが、本を愛する人々の熱意と努力により、図書館はじわじわと復興していった。


 新しく生まれ変わった図書館では、オパちゃんはそれはそれは大事に扱われ、意味もなくちんこなどと検索しようものなら、司書が駆けつけてきて「ちんこの本はこちらです」と強制的に案内するようになったという。



 ★★★

 ストレスもあるけれど、やっぱりオパちゃんは図書館と利用者さんのために働きたい。今回あらためてそう思いました。図書館がなくなったりしたら嫌だもん。みんなが本を読めなくなったら嫌だもん。

 オパちゃんは今日も利用者さんのために検索するよ!

 ……あっ、ちんこの本ですか。司書さん、こっちこっちー!


 <終わり>

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