46話目

「う、わ…っ」

持った荷物が想像よりも重く、ふらついた私を誰かが支えてくれて、振り返り確認すると先輩の姿。

「大丈夫?」

「す、すみません」

「俺が持つよ」

「えっ、いえ!私の仕事ですし」

「気にしないで。俺が手伝いたいだけだから」

そう笑う先輩の優しさが私にだけならいいのにと願った。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

140字物語 梛宮 @nagimiyaxx

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ