第3話 マスクイケメン?

そう言えば自己紹介するのを忘れてたな、、


私の名前は宮下 理那(みやした りな)



そして私は今日大好きな漫画を買いに本屋に来ている


そう、私は生粋の漫画オタクなのだ


暇さえあれば朝まで漫画を読んでいる。


今日は大好きな「少年ジャ〇プの発売日」

プラス、その他の漫画を見に来たのだ



なにか面白そうなの無いかな~と店内を見て歩いていた


今1番好きだった漫画を見つけたため

表紙である推しをしばらく眺めていた時だった。


『すみません』


振り向くと高身長の男性が立っていた


あ、やべ、邪魔だったかなと思い


「すみません、どうぞ」と場所を譲ろうとした


すると


『そうじゃなくて、〇〇ゲーム(作品名)好きなんですか??』


と聞かれた。


「あ、はい!めちゃくちゃ好きです!!!」


あまり共通の漫画を好きな人が周りに居なかったため

食い気味に返事をしてしまった。


『ハハ、元気ですね(笑)』

『この漫画好きなんですけど話せる子いなくて、つい声掛けちゃいました』


私もなんです!!!!と盛大に思いながら

話がかなり盛り上がってしまった。


しかし、この後バイトが入っていたわたしは

そろそろ退散しようかな~と


「すみません、このあとバイトがあるのでそろそろ失礼します、、」


くっそ~ちょっと名残惜しい、、がしょうがない


グッバイ


と思っていた。


『あの、良ければ連絡先交換しませんか?』


え、、連絡先、、

元々わたしは男の人とあまり連絡先は交換しないタイプだった

ましてやこの人は知らない人


だかこの時の私は

もっと漫画について話したいその一心だけだった


「あ、はい、私でよければ」


そう言うと男性はスマホのロックを解除するために

少しマスクをズラした



え、、めちゃくちゃイケメンじゃん


数秒の私、グッジョブ


イケメンと漫画の話できるなんで最高~


そう思いながら連絡先を交換しないその場を離れた

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マスクの下を覗かせて 松山 理月 @rituuu_u

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