ミーヤ(シャンタル宮侍女)

<第一部 「第一章 第一部 シャンタリオへ 2 夢の中の声」から>

<第二部 「第一章 第四部 シャンタリオへの帰還 14 すれ違い」から>




のぼ朝陽あさひのようなオレンジ色

・「第一部」でトーヤと出会った時の年齢は15歳から16歳


・「第二部」での年齢は23歳




シャンタル宮に侍女として仕えている。

8歳の時に侍女の応募があり、故郷の神殿のお手伝いをよくしていたことから、募集条件に合うからとシャンタル宮見物ぐらいのつもりで王都リュセルスに出てきたところ、100人以上の応募の女の子たちの中から5人の合格者として選ばれて侍女見習いとなる。

本人は、集まった女の子たちを見て自分のような片田舎の者はだめだろうと諦めていたところを選ばれ、うれしいと思うと同時に、もう故郷に帰れないと知って衝撃を受けた。


託宣による西の港町カースへの行幸の折、マユリアの勅命で付いていくことになり、その後そのまま「託宣の客人」であり「神の助け手」とされたトーヤの世話役となる。

本来は「衣装係」というまだまだ下の役目であったことから、どうして自分が選ばれたのかを、何かの間違いではないのかと後々まで悩むこととなる。


最初は粗暴なトーヤの行動に戸惑うこともあったが、世話役を続けるうちにトーヤと心を通わせるようになっていく。


トーヤが船に乗るきっかけになった育て親と同じ名前で、その偶然に驚くこととなった。




見た目は大人しいが、かなり頑固でこれと決めたら引かない部分がある。

かわいいタイプだが怒ると怖い。

特に、あることがあると恐ろしい笑顔になり、見た者はかなりの恐怖を感じるらしい。


幼い頃に頃に両親を流行り病で亡くし、その後は母方の祖父母と暮らしていたが、その祖母もそれからほどなく病で亡くなり、侍女となるために王都に出てくるまでは家具職人の祖父と二人暮らしであった。


幼い頃は結構なお転婆だったらしく、祖父に教えてもらって乗馬なども得意にしていた。

宮に暮らす今も、故郷で一人で暮らす祖父と手紙をやり取りして連絡を取り合っており、祖父の無事を知ってはホッとしている。

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