この作品はとてもキャラが多くいろんな目線で楽しめる。
異世界転移、異世界転生で多い正義に生きるとか悪意に生きるとそんな話ではなく
世界も救わないし滅ぼさない。
本当に1人の人間の人生を見ているような感じ。
人は善悪併せ持ってていろんな顔があって。
よりリアルな人間模様が表現されてて面白い。
主人公はチートで自分の趣味と欲望に忠実w
そんな主人公の周りには一癖も二癖もある個性豊かなキャラ達。
スピンオフとの同時進行もあったりでこの年末年始におススメです。
ギフトを送って読めるいろんなキャラのウラバナシ。
これがほんとにうれしい。
自分の推しキャラのその後や近況を、なんとリクエストできる!
(作者様のリアルや作品の進行状況によっては無理な場合もあります。)
あと、読者様たちの考察やおもしろコメントも楽しめます。
ぜひ読んでほしい作品です。
さて、舞台は魔法のある世界。
主人公は無双を無自覚に行使する。
魔法。失われた古代魔法。
欠片を埋めるパズル。
神の国を彷徨うように楽しみ、幸せを振り撒く。
話しは、無数のパズルが完結する度に盛り上がり。
新たなパズルに取り掛かる。無限ループ(極楽か)
遺産。偉大な先人による成果。
異世界の知識が遺産を進化させる(コレクション)
人の秘めたる力と家の権力を垣間見る
愛する居場所を守る為の力の解放!(押しの一点)
話しは、主人公を取り巻く無数の魅力ある登場人物が
ありとあらゆる階級、魔法、制度、聖典を巻き込んで・・・
野に咲く花から、天高く聳える王城に到るまで、
繋がりが絡み合い、憂い与えて受け取る幸せ。
心、涙する言動、感動する気持ちを・・・
壮大にして、純真な愛のある話ですかね。
とにかく、大ボリューム!
導入が「なんだ、ただの無双系か・・・」と気軽に読めるものだと推測して読んだわけですが。。。実はかなりの壮大な大作。
主人公とその周りの面々が日常を彩りつつも、大きな枠でしっかりと重厚な物語が進んでおり、全く飽きさせない小説になっていると思います。
主人公や周りの人たちもちゃんと深いところまで設定があり、かなりキャラに感情移入しやすいです。長い物語故に、時折伏線回収がご都合っぽいことがありますがそれがまたちょうどいいといいますか。
余談ではありますが、スピンオフもなかなか秀逸で、とにかく端から端まで楽しく読み尽くせること間違いなしです。
最後に、あまりうまくレビューにまとめられてなくてすみません。文才は皆無なの・・・でもおススメしたいの・・・。
主人公の能力ができないことは一個もないんじゃないかというくらいの無敵能力なので最初はライトな無双系の小説だと思っていました。
正直、主人公が不合理な行動を取って「言っていることとやっていることが違う」とモヤモヤすることもありました。
ですが、だんだんと登場人物達の生々しい内面が深掘りされていくことで、主人公も人間的な不合理さと生々しく目を背けたくなるようなグロテスクな内面を持つ登場人物達の一人なのだと気づきました。
そこに気づいた瞬間、物語が何倍にも深くなったように感じ、それまでの文章もそこからの文章も昇華されてより面白く感じられるようになりました。
一見ライトな無双系小説に見えますが、実は奥深い心理描写が光る骨太ファンタジーです。
無双系が苦手な方にも是非一度読んでみてほしいです。