3皿目 つみれ汁
スーパーで売っている魚肉すり身。
えび、かに、鳥ごぼう入りがこの地域では一般的である。どれもすきだが、一番うれしいのはえび。
今日は100g46円という破格で売られていた。いそいそと150円ほどのパックを手に取る。ずっしり重い。よしよし。
沸騰したお湯に薄切りの玉ねぎと、スプーンで適当な大きさに取ったすり身をぽくぽくと入れる。味付けは簡単にめんつゆで。時間と気持ちに余裕があるときには、酒にみりんにお醤油に、と味見しながら作ったりもする。
お店によって「えび!」という主張のある小エビと、乾物コーナーの小エビみたいなえびの時がある。今回は後者だ。えび自体の触感はほとんどわからないけれど、こっちのほうが風味が強い気がする。一緒に入れた玉ねぎも、よく火が通っているのでシャキシャキはしないが甘みが強くておいしい。ご飯のお供の汁物によし、酒の締めによし。魚介の風味がただのめんつゆ味に一抹の色を添えていてよい。ネギやゴマなどちらしてもよさそうだ。
汁まで飲み干すと、何やらやり遂げたような気がする。
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