第5話 プロット

 プロットというものは、基本書きません。


 以前までは書いていたのですが、書いてしまうと自分自身がつまらなくなってしまうことに気づきました。


 どこにでもある話に見えてしまいます。


 もう何百年も前にある程度の話の基本は出尽くしてしまった、と誰かが言っていたような気がします。


 物語は、どん底の奴がどんどん這い上がっていく話か、成功している奴がどん底まで落ちていく話のどちらかだ、と誰かが言っていたような気がします。


 ある程度の結末[最後にコイツが死ぬことにしよう]なんてプロットを組むと、そのキャラが勝手に動いて死ぬのを回避しようとします。


 大概、最初に想定していた結末と、だいぶ逸れた着地で書き終わることが多いです。


 でも、それを楽しみにしている自分もいる。


 次の展開を楽しみにしているのは、自分なのです。



 こんなんじゃあ、プロ作家になれないのかな。プロはちゃんと編集者とプロットを基に話し合って、物語に肉付けをしていくのだろうか。


 プロットって、やっぱり書いた方がいいんですかねえ?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る