あ と が き

 第一部から引き続きご読んでいただき有難うございます。

 初めてこの春香編から読んだ方はどのような印象を受けたでしょうか?これの対になる宏之編からこられた方、これが彼女の本性です。


 ちょっとだけこの春香編の解説をします。

 この編の主人公である春香はあるきっかけで事故に遭遇し、軽傷でありながらも意識が目覚めないという特殊な状況に陥ってしまった。

 いつ目覚めるか分からない春香に彼女と親しい面々が何度も見舞いに訪れてくれていた。

 もちろん、その中には彼女も恋人も含まれていたのだが、やがてその彼は目覚めない春香を見て精神疲弊してゆく。

 その彼は違う女の子とくっついてしまってしまう事に気付かないでのうのうと三年間も眠ってしまっていた。だが、しかし、彼女はその眠りの中で少なからず人々の思いというものを共有していた。そして、それが災いしたのか、半人前で目を覚ましたとき周囲にあらぬ手間と迷惑をかけてしまうのだ。

 しかし、彼女はそんなことを気付いていないのだろう。それから・・・。

 こんな感じで四人の女性主人公の内の一人、涼崎春香を描いてみました。

 一度目の目覚める前からとその後、再び眠ってしまうまで、完全覚醒後、で会話口調、語り手口調(精神)を場合に応じて微妙に色々と変化させて見ました。

 春香だけ三つの結末を用意しました。しかし、そのどれもが彼女の心を反映したものです。

 読者にとってどの終わりが一番印象的だったでしょうか?


 更にネタを明かしてしまう事になりますが、涼崎春香が三年間も眠り続けた理由が第四部の誰かの編で語られる事でしょう。


 最後に使いまわしの文章ですが第二部全編を読んでいただいた方、いたく感謝します。

 まだ他の編を読んでいない方、続けて読んでいただければ、嬉しい限りです。

 第三部は読まないほうがいいのかもしれない。

 実は正しい結末だけを見て、このあとがきを読まないと第三部のフラグが立ちません、あしからず・・・、うそですそんなフラグありませんよ・・・。


「第三部を読んだ時ね、貴方(貴女)は物語の真実を知ってしまうの。そして、それは・・・、怖くて私の口からは・・・・・・・・・。」

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CRoSs☤MiND ~ 過ぎ去りし時間(とき)の中で ~ 第 二 部 涼崎 春香 編 ☆ 共有、心の支え ☆ DAN @daa_n

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