眠いからはじまった「詩」

子供の頃の眠気は甘かった。

必ず誰かが庇護してくれていた。


学生の頃の眠気は辛かった。

目標の為に時間を削っていた。


大人になってからの眠気は苦い。

常時痛む体を薬で誤魔化したのが良くない。

お金の為に寝ない夜をたくさん過ごしたのが良くない。

仕事の為に

誰かの為に

自分のた・・・め・・・に?


わからなくなってからは、好きなように生きた。

他人に合わせなくなった。

他人を守らなくなった。

他人と会わなくなった。


好きな人としか居ない。


今の眠気は結構甘い。





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