エピローグ

21XX年━━━━━━━━━━━

今も春野穂結はるのほゆがやった政策は健在だ。生理休暇は使いやすくなったし、彼女が高めのヒールを履かなかったことから、゛高いヒール=優秀な女性゛という概念もすっかり崩れ去って、好きな靴を履けるようになった。もちろん同性婚も認められた。最近ではまた週刊誌で男性俳優とおじさんプロデューサーの枕営業が報道されていた程である。ちなみにBLだのGLだのはもう死語である。みんなNLなのである。昔は違ったことは想像し難いが、あの日彼女がヤケクソで叫んでいなかったら今の私はきっと法律で認められない存在なのかもしれない。なぜなら私は同性愛者(今はとっくのとうに死語である。)だからだ。昔の人は辛かったのだろうなぁ…。

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とあるオタクの腐女子は生理痛に耐えかねて首相を目指す ののののの @nonoka_

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