残りの高校生活

休み明け、穂結ほゆは学校に向かう道中、考え事をしていた。

(もし、首相になれば、自分を含む世の女性が、生理痛で気兼ねなく休めるようになる…。、BLが一般的になって配給が増える…!)

穂結はぐふふと心の中で笑った。

(今のところ将来の夢も特にないし、最終目標にしておこう!)

穂結の高校は地元でもそこそこ有名な進学校であった(もっとも穂結は落ちこぼれであったが)そこから穂結は、部活とオタ活の合間を縫って勉強をし始めた。自分でもここまでやる気が出るのは不思議であった。やはり配給が増えるというメリットは大きかったのだろう。その後、かの有名なW大学の法学部に入学、首席で卒業…とはいかなかったが、そこそこいい成績で卒業し、そしてとうとう、政治の道へと進んで行った。

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