第27話 くちびるでちゅー


 「………はっ」私は少し、うとうととしてしまっていた。


 妹の胸の中はとても心地よく、ゆりかごに包まれているようだった。


 見上げると、みこはほほえんでいた。「眠くなっちゃった?」私の後頭部をなでなでしつつ、たずねてくる。


「うん……あたたかくて、ねむくなっちゃった……」と私は甘えた声で答える。


「もうそろそろ、おねむする〜?」


「うん……」そう言いながら私はほっぺをみこのおっぱいにくっつける。


「じゃあおやすみのちゅーしよ〜」


「うん……」そう私は答えてはっとする。


 キスしたら……好きになっちゃう。恋しちゃう。でも……もう、遅いか。みこからしたいって言ってきたし。


 ふにゅ、と私の両頬をみこの手が包み込む。顔をゆっくりと近づけてくる。


 ちゅー。くちびる同士がくっつく。みこのぷにぷにのそれを私の柔らかなそれでやさしくうけとめる。


 びくん。私の身体を暖かくて幸せな何かがかけ巡る。むにゅにゅ、と妹のおっぱいを手でもみながら……私はちゅーをし続ける。


 大好きな妹と私は、結ばれた。






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いも×あね!〜禁断のあい〜 金魚屋萌萌(紫音 萌) @tixyoroyamoe

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