嗚呼、息子

 木曜の朝……。


 家内と娘、そして僕は疲れが溜まりきった半開きの目で『会社……ズル休みしてぇな』等と不謹慎な事を考えつつ、無言で『しらすご飯』をモシャモシャと食べていた。 


 少し遅れて席についた息子がヤケに陽気に……


「すげぇ! 尾頭付きじゃん!」


 と言った。


 全員が、豪快に吹き出した。


 「きったね〜な〜」とか言いながら顔や机を拭きながらも、眠気は吹き飛んでいた。


 ……『家族』って……やっぱり良いもんだ。



 ……と言うストーリーを思い付いた、一人寝の、寒い夜の出来事でした。

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嗚呼、理不尽 コンロード @com-load

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