いまさら

飛び散る汗が輝いて見える。

その煌めきが脳を痺れさせる。


今更気づくだなんて。


動きの一つ一つから目が離せない。

大勢の立つステージの中で1人だけスポットライトが当てられているかのようだった。


もっと見ていたい。

何度でも、いつまでも。


でも、明日から自分はここに居ない。

ああ、転校なんてしたくなかった。

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