オネェだって異世界したい!

高山小石

プロローグ

 5階建てのビルくらい巨大なドラゴンが、目の前でうなり声を上げながら暴れている姿を見て、アタシ達はゴクリと息をのんだ。


 本当にアレと戦って勝てるの?


「大丈夫だよ。君は絶対に私が守るからね」


 イケメン王太子は爽やかな笑顔で肩を抱いてくれるけれど、震えが止まらない。

 アタシまた死んじゃうの?

 なんでこんなことになっちゃったのかしら。

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