そもそも何で中国へ?

それではまず最初に、恐らく誰もが聞くであろう「何で中国にしたの?」と言う質問を答えて行きますね。


きっかけとしては大きく分けて二つ程あります。


まず一つ目。それは、高校の海外研修で出会った中国人の女の子。


高校生まで時間を戻しますが、この頃の私は英語が大の得意でいつもテストは高得点でした。

そこで私の高校が実施している海外研修に参加して、ホストシスターと数日通った高校で一人の女の子と出会いました。


その子は、中国人でした。


私の中の中国人は、完全な悪者のイメージ。もっと言うと、今後中国人と出会って話すことなんてないと思っていました。

ちなみにこのイメージがついたのは、私が小学六年生くらいの頃。この時、ちょうど中国で新型インフルエンザが流行していたと思います(年齢バレますね笑)


その時の私は家族からも「中国は怖い国だ」などと色々言われていて、小さかったあの時に「海外なんて一生行かないだろうな。中国なんてもってのほかだし」と思っていました。


そんな私からしたらこの衝撃は大きく、「私の知っていた世界は一体何だったんだ?」とまで考えました。

後々、「きっとあれはテレビで見ていたからだ」と気付くまでは悶々としましたけどね(笑)


偏見しか持っていない私に向かって彼女が言った一言は頭の中に残っています。


「私、日本大好き!」


このシンプルかつストレートな彼女の言葉に私は文字通り胸を打たれました。「そんなことはよくあること」と言われたら、私は頷くことしか出来ません。でも、一つの高校の中で世界が完結していた田舎の高校生にとって、これ以上ない出来事ではあったのです。


そこから私は中国に興味を持ち、あわよくば留学したいと思うようになりました。


そして、二つ目。


私の通っていた高校では、一つのカリキュラムとして中国語を勉強出来る授業があったのです。


興味本位で取った中国語の授業はなかなかの難関でした。


発音は難しいし、拼音ピンイン(中国語の発音記号のこと)なんて全く分かりません。唯一の救いは、日本人だからこそ活かせる「漢字に抵抗がないこと」くらいでした。


しかし、この授業では勉強だけでなく中国の文化に触れる目的で中国のお茶を飲んだりしました。日本と似たような文化がありながらも、やはり異国の地だと感じる文化もありました。


このように、私の中で「中国」と言う存在はますます大きくなっていきました。


 


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