短編に沈む

それは紛れもなく短編として完結しているのだけれども、描かれた世界にはもっと想像の余地があって、それでも物語としては終わらせられている。時として多くが語られたり、逆に与えられる情報は少なかったり。魅せる文脈は読み手に寄り添っているけれど、受取方は十人十色、こうといった解釈を決めつけさせないこともある、小説らしい小説だと思いました。素晴らしい作品たちです。

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