第16話 おやすみ

グラスのモヒートを一気に飲み干し深く頭を下げた。

「お願いします」


「これ!飲み方が下品じゃ」


「すみません、、でも、、」

口の中にミントが入り込んでいる。


「World jungle fevers。老ぼれの小さな趣味じゃ。人を雇うほど売り上げもない。

これを着ているのは青年、せいぜいオマエさんくらいのものじゃ。」

爺さんは「ありがとう」と小さな声で言った。


「WJFはデカくなります!してみせます!」


爺さんは笑いシワを残し真面目な顔になった。

「根拠は?」


「ありません!」

爺さんと猟師さんは顔を見合わせて笑った。


「酒が抜けて気が変わってなければまた言ってきなさい」


その夜、僕達3人、川の字になって眠りについた。

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