第25話

「早ければ……ッて余命宣告ですか」

 そんなバカな。


「私だって信じられないわよ。いくつも病院を転々として……」



「キララ……」栗栖ミドリがキララを見つめた。


「マジで?」エリーも聞き返した。


「えェ、だから残された時間を目一杯好きなように遊ぼうと思って……。仕事も全部キャンセルして、ここへ来たの」

 窓の外は青空が広がっている。湘南海岸が覗いて見えた。



「……」全員、言葉を失って黙ってしまった。重苦しい沈黙が室内を支配していく。



「フフ、暗い暗い!! そんなに悲観的になんなよ!! ジュン!!」

 一転してキララは満面の笑顔を浮かべた。


「えェ……😳💦 でも」









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