すべての人が自信を取り戻しますよう..

ドラゴン西

第1話 自分は自分だけである!

わたしが直接聞いた訳ではないので、確実ではないが、ソクラテスは『自分は何も知らない事を知っている』と言ったようである。

コロナでメディアの情報が暴走する中、

【無知の知】という言葉がこれほど身に染みた事は無い。


ところが、たいていの人は医師や専門家の意見を鵜呑みにし、否定するものは、常識外とされ、村八分状態となる。まるで、権威という支配者に反抗した、見せしめであるかのように。


そして、この世で科学などで解明できる現象は5%にすぎないとされる。


その現象の専門家の言う事を崇拝し、専門家も知らない、残りの95%については知ろうともせず、蔑み、先輩後輩や役職、資格などの上下関係をつくる事により、支配隠蔽を続けてきたのである。


支配というと受け入れ難いのであれば、【統治】と言い換えよう。


集団を統治するには、思考の統一こそがピッタリなのである。


その集団統治に必要だったのが、恐怖や権威による、受動的な統治。


自ら考え、行動するというような、能動的な統治ではなく、自分が劣っているという前提に基づく統治。


専門家が正しく、自分が間違っているはずだという思い込み。


教育で洗脳され、世間の常識で固め、メディアがそれを後押しする。


疑う事は陰謀論とされ、夢だ、戯言だ、現実を見ろ。の必殺トークでいとも簡単に一蹴される。

こうして出来上がったのが、考えることを停止した、従順な羊たちと言われる。


感染症という恐怖に思考を停止され、権威が右と言えば右に行き、左と言えば左に行き、イソジンが効くと言えば買い漁り、テレビで納豆が体に良いと言えば、密集状態で売り場に殺到し、売り切れになる。


自分の体から発する、内から湧き出るものではなく、外からの情報がすべて。


外の現象とは、人間が地球に生まれ落ちるために敢えて自ら課した課題のようなもの。鎧のような重たいものを着て、不自由にしている。いわゆる自我と呼ばれる、本当の自分とは真逆の、写し鏡の自分なのである。


鏡を見てどう思うか。メディアで創りあげられたイメージ。同じような髪型、同じような服を愛していないか。


鏡を見て不細工に見えても、それは誰かに創られた価値感から見た不細工ではないだろうか。


整っているかどうかではなく、自分らしければ、いいのではないだろうか。

あまりにも、見方が偏っていないだろうか。


見方によっては確かに不細工でも別の見方をすれば、健康的に見えたり、癒し系に見えたりしないだろうか。


思考統一してきたのには意味がある。時代は集団を求めていた。時代は思考の統一を求めていた。


政治を批判しても、教育を批判しても、鏡に写った自分を批判しているようなものである。

変わりたい、変えたいなら、内なる自分から変える。


内なる自分にも、そしてすべての人にも伝えたい。

決して蔑む事なかれ。人と比較などする必要なかれ。


あなたは何でもできる、そしてあなたしかできない事がたくさんある。


だからどうかまわりにも振り回されず、見えない、実体のないウイルスなどにも振り回されず、権威などの言う事にも振り回されず、

自分の頭をそして体を信頼して欲しい。 


ワクチンなど必要ない。自分という一番の免疫力がある。


学歴や肩書きなど必要ない。信頼という確かな形がある。


お金など必要ない。気持ちという、額面では表せない形がある。


劣等感など必要ない。一つの価値観だけなら、最下位でも、気が付いていない価値観は、星の数ほどある。


今までが価値観が少なかっただけである。


どうかすべての人が自信を取り戻し、


【自分は自分だけだ。】


という大切な事を思い出して欲しい。


一緒にたくさんの価値観を見つけに行こうではないですか。

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